【銀魂】待って、お兄ちゃん。

4.ギャンブルはやめとけ、後悔するぞ ページ5

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「依頼こないアル」

「そうとんとん拍子にくるわけねーだろ」



玄関に取り付けられた郵便受けを覗いては頬を膨らませる神楽。


その頬を指でプスリと突くと、「シューッ」と空気が抜けた音を口で表現してくれた。




(うそ、私の妹 可愛すぎ…！？)




こみ上げる何かを抑えるように鼻をつまみ、不審に思う神楽の気をそらすために、「そういえば銀ちゃん」話を振る。




「んあー？」


絶賛 鼻ほじりの真っ最中だった銀ちゃんは、なんとも面倒くさそうに返事をする。


「この前の依頼の報酬は？」


「え」



ギギギ…、とまるで錆びたブリキのロボットのように首をこちらに動かした銀ちゃんの額から頬にかけて汗が伝う。



その焦りよう。まさかとは思うけど、いやまさかね。な

私の疑問は妹によって解決されることとなる。




「銀ちゃん、もしかしてすったアルカ」


「えぇ？ し、しりませんねぇ」



今度は大きく肩をびくつかせて視線をあちらこちらへと迷わせた。




(……ーーーあぁ、ビンゴだ)



銀ちゃんは右手を猫の爪のように曲げ、クイ、クイと右へ回す動作をして見せた。


パチンコの表現である。





「給料 払えやぁあ！！！」




神楽のドロップキック、



……クリティカルヒット。




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