妹ノ繋ギ方【あんスタ】 (ページ2)

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繋ぎ方　2 ページ2

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「ただいま…」

私は、か細い声で返事をした。

普通の家ならば

笑顔で、お帰りなさい。

と、いってくれるだろう。

でも、私が住んでいる家では、

笑顔で言ってくれない。

ましてや、

帰ってくるな。

と、言うのだ。

特に、酷いときは、罵倒し家から追い出す。

そんな、毎日だ。

「おかえり、って、あんたなの、レオはどおしたのよ？はぁ、あんたの顔を見るぐらいなら、死んだほうがましよっ！」

お母さんは、私のお兄ちゃん月永レオを溺愛してる。

だって、何でもできるし、天才だ。

それに比べて、私は、出来損ないだ。

「早く、行ってくれない？邪魔だから？」

ずっと、黙っている私に痺れを切らしたかいつもより強い口調で、言われた。

「すいませ…ん今…行き…」

ガチャ

「ただいま！」

タイミングが悪いことにお兄ちゃんが帰ってきた

「あら、レオ今日は遅かったわね！」

お兄ちゃんが帰ってきたと同時に満面の笑みで、迎えた。そして、私の方を向いて睨み付ける。

私は、素早く自分の部屋に行った。

「………」

その時、お兄ちゃんはじっと私の背中を見ていた。