5話【私は影である】 ページ6
「じゃあ教室にレッツゴー!」
そう言って彼女はまたもや私の手を握り歩き始める
大人しく彼女に手を引かれ歩きながら、周囲を見渡す
校舎はどうやら2つに別れているらしく、片方には教室が、もう片方には理科室などの部屋が集っているらしい。渡り廊下があるため、行き来は簡単である。
「んーと、ミヤは2組だから……ここだね!じゃ私も自分の教室行ってくる!ばいばーい」
「うん、バイバイ」
周囲を見渡しながら歩いている内に、どうやら教室に着いていたみたいだった
離れていく彼女に手を振って、私は深呼吸を繰り返す
帰りたい、とにかく帰りたい。マジでふざけんじゃねぇよ
ここで帰って不登校になるのもいいが、帰る道がわからない。
無我夢中に走っていた為、道とか知らん
大きく息を吸って、教室内に1歩踏み出すと、中には顔面偏差値高すぎな男や女共がうじゃうじゃいた
やべぇよこの学校、と文句を心の中で項垂れながら歩く
黒板に貼ってあった席順を確認すると、どうやら窓際の一番端。それも一番奥だった
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きたぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!
ヒロインポジション?んなもん知るか!取り敢えず1番存在を消せるような素晴らしい席順をみんなと一緒に喜びたい
彼女から聞いた感じ、ここはお嬢様学校みたいな感じだった。そんな奴らと仲良くできるかよ
自分の席に早足で向かうと、スっと素早く座る
私は影だ、私は影だ、だから人来んじゃねぇ、来たらマジでゴミ箱投げる
「えっと、思伊峰 未也さんであってるかな?」
急に声をかけられ、しょうがなく前を向くとそこには青髪の男がいた
顔立ちは非常に整っており、世間で言うイケメンと言うやつだ
しかも声も綺麗。イケボってやつ
「はい、思伊峰 未也と言います。初めまして……貴方は?」
私の名前は思伊峰 未也。青春少女ストーリーの紹介MOVIXにも名前が乗っていた
だがどんな役なのは分からない。でも多分モブ役かなんかだろう
そうと切実に願いたい。まぁこの顔面的に絶対違うと思うが
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無名コック - こういうものはなろうの方が売れる気がします とても面白いです 頑張ってください (2018年10月31日 17時) (レス) id: a84da7eadb (このIDを非表示/違反報告)
名無し39573号(プロフ) - まるさん» 申し訳ございません。二次創作物とオリジナルを間違えていました (2018年10月20日 19時) (レス) id: 518b10f8e8 (このIDを非表示/違反報告)
まる - 二次創作ならオリジナルフラグをちゃんと外して下さい (2018年10月20日 19時) (レス) id: 4cc49ae2c2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:えだすけ | 作成日時:2018年10月20日 18時