執事さん、セクハラで訴えますよ？

執事さん、熱中症ですよ。 ページ3

「さぁ二人とも、走れ！」
「いーちゃんマジで！？熱中症になるっての！！」
みぃはギャンギャン喚いた

『とっとと走っちゃおう？』
「A、運動音痴なくせに」
『聞き捨てならないな？』

ー1周後ー

『ぜぇ、ぜぇ…』
Aはまだ一周目にも関わらず横腹を抑えている

「ちょっと待てやA。運動苦手キャラにも程があるもんや。キャラ作りは辞めとき！」

『夢小説にツッコミいれたらお終いでしょうが！！他所様の
《いやん私天然で運動苦手で容姿端麗で困っちゃう♡ミャハ☆ちゃん》を見てみなさいよ！！』

ー2周後ー

『ああああああああああ』
「うるさい。常識からぶっ飛びまくっているやろ。普通うちらの年齢の平均体力は…」

目を黄色に光らせみぃは計算する

『長くなるからやめて』
ぴたっと止まり真顔で放った。さっきまでのぜえぜえ娘はどこいったのだろうか

「お前イかれてるやん…」

ー10周後ー

「やっと終わったぁ！！…ん？」
みぃはAの顔を覗き込んだ

「いーちゃん、Aが氏んでいます」
「漢字が違うぞ」

「いやん間違っちゃううち天然☆まじカーワーイーイー！」
「お前暑さにやられたのか」

「…とりあえず、Aの保護者を呼べ」
「誰？」
「誰でもいい」
「それでも担任か？」

ぷるるるるるるるる

「お前の電話、音変だな。耳がイかれる」
「いーちゃん、うちが選んだ音に何て事を…

出ないな」

「LINEにして見たらどうだ？」
「あ、その発想はなかった！」

超絶可愛たんみぃちゃん。蓮ー。おるかー?A迎えに来て欲しいんやけど〜。

イケメン過ぎて目が眩むぜ蓮くん。マジ!?勿論いるから、すぐ迎え行くぜ!

超絶可愛たんみぃちゃん。マジマジ!めっちゃ色っぽくて今がおトクだからすぐきな!

イケメン過ぎて目が眩む蓮くん。うぉっ!マジか!…なぁ、変な事していい?


超絶可愛たんみいちゃん。程々ならええでww

イケメンすぎて目が眩むぜ蓮くん。許可いただきましたーww


「お前らの名前ちょっとやばくないか？それにしてもお前、ひっど！

…ま、いいか。帰ろ」

「いーちゃん、A置いてくん？」
「大丈夫だろ」
躊躇なく伊織は職員室に戻ろうとする

担任として軽く見られていた事がかなりショックだったのか

「ひどいな。ま、うちも置いていくけどな！あっはっは！」

この後校庭に放置されたAは軽く熱中症だったそうです

執事さん、やめてください。＋β→←執事さん、友達ですよ。

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