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翌朝

「おはようございます」

M「おはようさん」

「みんなはまだ寝てますか…」

M「アレだけ飲んで騒いだらね…」

と言う事は朝ごはんは遅めだと言うことだ


「あの…少し出てもいいですか?行きたいところが」

M「うん…いいけど…一人で大丈夫かい?」

「朝だし町の人も活動してないかなって」

M「まぁ気をつけね?行ってらっしゃい」

「すぐに戻りますから」


そう言って向かった先は浜辺

船からそんなに遠くはない

「えっと…」

そして久しぶりに貝を探す

「んー…迷うな…」

貝殻に夢中になっていると

??「失礼、お嬢さん」

「はい?」

振り向いたときだった

(バシっ!)

「あ!」

帽子を取られてしまった

目の前にいたのは…あの白髪夫婦

「あ…あの」

白夫「まさか…」

「か、返して!」

白妻「あぁ…ルイーゼ…」

夫人の方もAの顔を見るなり泣き出した

「わ、私はグレタよ?ルイーゼなんて…」

白夫「フランス人じゃなかったのか?」

「…そ、それは」

白夫「ようやく見つけた…」

Aを抱きしめようとするが

「ち、違うわ!私は…!」

白夫「なんと…海賊に吹き込まれたか…」

白妻「かわいそうに…」

白夫「今すぐ帰ろう」

「勝手なことを…!私に親はいるわ!」

その言葉に老夫婦は耳を疑った

白夫「なんと…奴は死んだはずじゃ…育ての親か?」

「そ、そうよ!だから迎えなんていらないわ!」

白夫「その者の名は?礼を言わねばな…」

名前を言えばコン教官の身に何が起こるか分からない…

「デラミスタよ?私の姓だもの」

白夫「は、姓だけで分からないとでも思うのか?私を見くびるな!」

「(そうだ!……ナイジェル…)ナイジェルよ
ナイジェル・デラミスタ」

白夫「ナイジェル・デラミスタか覚えておこう、その者には礼金を渡さねばならんな」

「私は戻らないわ!」

白夫「なぜだ!家族なんだぞ?」

「…私には…もう家族がいるの!」

その言葉に激しい怒りを感じた白髪の男性は

白夫「海賊が家族だというのか…母の命を奪ったんだぞ!」

「でも!私を助けてもくれたわ!あなた達は母を見捨てたのに!」

白夫「いいだろう…どんな手を使ってでも必ず本家に連れ戻すからな」

「できるものなら…ね」

そう言い残して船に急いだ


(バタン!)

M「ビックリした…!」

「……っ、マンマー!」

帰って来たかと思えば号泣なA

M「どうしたんだい?」

「私…ここにいたい!どこへもやらないで!」

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作者名:MRC | 作成日時:2018年8月26日 0時

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