【stpr】ヤギ声くんの幼馴染み【青】 (ページ6)

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｢無理､疲れた｣

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帰ってきてやっと緊張が溶ける｡

はー､とため息をつくと｡

LI○E特有の着信音が鳴る｡

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｢…はい､もしもし何ころん｣

『いやぁお疲れですねー！！！そんな君にプレゼントをあげようと家来てあげたから早く開けて』

｢唐突だな帰れ｣

『早くしないと飲むよこのココア』

｢ｻｯｾﾝ今行きます｣

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ココアは大好物なのでほいほい釣られてしまう｡

良い幼馴染みを持ちましたよ｡

疲れたのを癒すためにココア飲んで寝よう｡

ガチャ､玄関のドアを開けると本当にココアを持った幼馴染みであるころんが立っていた｡

…顔立ちいいな､畜生｡

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｢遭遇しないように移動お疲れ様でーす｣

｢バレてるのな｣

｢当たり前でしょあんなバレバレな動きこの僕の目にはめちゃくちゃ見えてましたよ｣

｢…へぇ｣

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ココア飲んで癒されようとしたが､その元気さえも無いのか塩対応になってしまう｡

なんか､嫌われそう｡

頑張って､笑顔でありがとうと言った｡

表情筋死にすぎ､ぷるぷるしてるんだけど｡

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｢…ココアあげるのは建前で､今日は少し反省をして此処にいる訳ですよAさん｣

｢ぅえ？何か謝られることした？｣

｢…僕はしたと思ってるから来たんだよ､ごめんな｣

｢…別に､ころんのせいじゃないんだけど｣

｢いいから素直に謝られてろって！！！！！｣

｢すんませんねもう謝られた後なんでーｯ！！！！！｣

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ココアをぶんっと投げられ華麗にキャッチをすると｢うっざいなぁ！！！｣と逆ギレされた｡

理不尽ですねぇ！！！！！！！！！！

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｢あと､無理して笑ってもブスはブスだからな！！！！！！！！！！｣

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｢じゃあな！！！べーっだ！！！｣

｢子ども丸出しじゃねぇか！！！！！！｣

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全部､見透かされてるようにお見通しなのが､腹立つ｡

…その分､ころんが幼馴染みで良かったとも思う｡

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