・ ページ9
突然の知り合いの登場に、Aは驚いて目を見開く。
対してエーミールは嬉しそうにニコニコと笑っていた。
「え？なになにA、知り合い？」
「え…あ、あぁ、うん。ちょっとね。」
近くにいたAの同僚が耳打ちしてくるが、彼女は曖昧に答える。
同僚はイケメンだ、とかなんとか騒ぎ始めたためAはひとまず撤退する。
ちらりと後ろを見てみると、エーミールは同僚に絡まれており、困った表情をしている。
そんな彼を見て少し上機嫌になったAはまた黙々と作業に取り掛かった。
・
「ふぅ、やっと話せますね、Aさん。」
結局車に一つ取り残されていたケーブルを接続し準備も整って一段落ついたとき。
講義室の椅子に一人座っていたAの横にエーミールが腰掛けた。
「いや、別に私はあなたと話したいわけじゃないんだけど。」
「まぁまあ。私があなたと話したかったんです。付き合ってくださいよ。」
まあ、これから講義の時間までやることもないし、別にいいかと話に付き合ってやることにしたA。
エーミールはまた嬉しそうに、少し興奮気味に言った。
「まさかうちの大学に講義に来る専門家のチームにあなたがいたなんて…感無量です」
「いや別にたまたまじゃない。…ていうか、あなた大学教授だったのね。」
彼女はエーミールを見つめながら言う。
…今思えば、確かに教授っぽい服装である。
そんなことを考えながら見つめ続ける彼女に、エーミールは頬を染めて微笑んだ。
「…そんなに見つめられると照れますが…、あなたになら穴が空くほど見つめられても大丈夫です。」
「……もう返答するのも面倒くさくなってきたわ。」
「そんなこと言わずに。」
……………
すみません、前の話との矛盾点が見つかったので直しました。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 150人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「wrwrd」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ちりん(プロフ) - もっちーさん» ありがとうございます！！エミさんいいですよねほんと…最近動画での活躍も増えて嬉しい限り。これからもよろしくお願いします！ (2018年7月16日 23時) (
レス) id: 56f8183cbb (このIDを非表示/違反報告)
もっちー(プロフ) - エミさん好きな私には本当に最高な小説です!!!!かわいいんじゃぁ… (2018年7月13日 18時) (レス) id: 7b249d4c52 (このIDを非表示/違反報告)
ちりん(プロフ) - もみじ饅頭さん» コメントありがとうございます！これからもご期待に添えるよう頑張りますのでよろしくお願いします！m(_ _)m (2018年3月23日 8時) (レス) id: 5783ef5b4d (このIDを非表示/違反報告)
もみじ饅頭(プロフ) - とても素敵で、面白いです！ 続き楽しみにしています、更新頑張ってください！ (2018年3月22日 22時) (レス) id: 94870bff53 (このIDを非表示/違反報告)
ちりん(プロフ) - 御意見ご感想お気軽にどうぞ！ (2018年3月22日 0時) (レス) id: 5783ef5b4d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ちりん x他1人 | 作成日時：2018年3月22日 0時
