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「大体、なんなの この人？
……悪いけど 私よりかなり年上だよね？
こんな おばさんのどこがいいの？
洋ちゃんらしくない、」
『おばさん、ってなんですか？！
失礼ね！』
「だって。どう見てもおばさんでしょ？
私より10コくらい上なんじゃない？」
『あのねっ、』
「あーあ。
もう それもどうでもいいわー。
怒りを通り越して 呆れるー。
……洋ちゃん？
洋ちゃんには 幻滅したよ！
あなたと結婚するだなんて、虫唾が走る！」
『Aっ、、ちょっと待ってよ、』
握り締めてたキーケースから
合鍵を外し、
白い毛足の長いラグマットに向かって投げた。
「綺麗好きな洋ちゃんなのに、長〜い髪の毛が 3本もそこに落ちてたよ？
私は当分 ここに来てないし、黒髪じゃない、、、馬鹿だよね、綺麗好きがこんなところで仇になるなんて(笑)」
『A、待ってってば！
俺の話を聞いて、』
「は？ 何を聞けって言うの？
言い訳？…そんなの聞きたくないし！
どうぞ末長く 2人で仲良くやってください。
それじゃあね？」
顔も見ないで 玄関へ向かった。
『待ってくれって、、、Aっ！』
逃げる手を掴まれる。
「気安く触んないで！」
勢いよく解いた その手の温もり。
これからもずっと感じていられるはずだった。
「…何を言っても 見苦しいだけだよ、洋ちゃん？
こうなる、って分かってて やったんでしょ？
じゃあ 引き際は綺麗じゃないと。
…洋ちゃんらしくないよ？」
『……“俺らしくない”、、、？
……そうだな。
これ以上Aを幻滅させない為にも 、ここは綺麗に身を引いた方がいいのかもな、、、
……決して俺の本心じゃないよ、、だけど
A、今まで ありがとう、、』
「…さよなら、、、」
───── 多くを語らず
終わりは突然、訪れた。
いとも簡単に。
終わらせてしまった。
��A、待ってくれ！ ��
───ドラマなら そう言って 彼が追いかけてくるはずなのに。
私はひとりぼっちになった。
物事は ドラマのように 上手くはいかないものなんだ。
マンションを見上げた。
もう2度と足を運ぶ事のない その場所を。
急に足が ガクガクと震え、
涙が頬を伝った。
すかさず 鳴らした携帯電話。
“お願い、早く出て！”
今にも どうにかなってしまいそうだった。
『……もしもし、A？
どしたの？』
「雅紀、 助けてよ、、、」
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和妃(プロフ) - まいぽんさん» まいぽんさん、コメントありがとうございます！どっちも読んでくださってるって！！ 嬉しすぎて火星辺りまで飛んでいきました（笑）最後まで見届けて貰えるように 頑張りますね！ホントにありがとっ^o^ (2017年5月5日 16時) (
レス) id: 485289ceb3 (このIDを非表示/違反報告)
和妃(プロフ) - mai-kさん» フッフッフッ（笑）←不適な笑みです。恐ろしい（笑）いつも コメントありがとうございますっ！指輪の完成まで、私も待ち遠しいんですけどね(^^) (2017年5月5日 16時) (レス) id: 485289ceb3 (このIDを非表示/違反報告)
まいぽん(プロフ) - どちらも読んでますとも！！笑笑 (2017年5月5日 16時) (レス) id: 4506e93419 (このIDを非表示/違反報告)
mai-k - 和妃さん» ついに指輪のデザインが・・・すっごく素敵！！ (2017年5月5日 13時) (レス) id: fb4f723ed1 (このIDを非表示/違反報告)
和妃(プロフ) - mai-kさん» mai-kさん ありがとう！指輪でしょ。……お楽しみに、ですよ（笑） (2017年4月25日 22時) (レス) id: 485289ceb3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：和妃
| 作成日時：2017年4月15日 0時
