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スッと立ち上がって 洋ちゃんに背を向ける。
『Aっ？』
クローゼットの扉を勢いよく開けた。
「…やっぱり。
ここに隠れてたのかぁ、」
足元を見ると 小さく丸まって しゃがみ込んだ
“メス猫”が 私を見上げていた。
アレ？
この人、、、、
「…どーも、初めまして？
ここで何してるの？
ひょっとして2人で かくれんぼでもしてたの？
ねーえ、洋ちゃん？」
洋ちゃんの方を振り向く。
目ん玉落っこちるんじゃないか、ってくらい
目を見開いて こっちを見てる。
「いつまでも こんなとこに隠れてないで
外に出て来なさいよ！」
“メス猫”が 立ち上がり、対峙する。
「洋ちゃん、これは一体どういう事かな？
ちゃんと説明してくれる？」
『…いや、これはっ、、、
その人は、、 取り引き先の会社の社長の娘さんで、その、、、』
こんな タジタジな洋ちゃん、
初めて見た。
「その、何？」
『いや。
契約が決まったから 家でお祝いでもしようか、ってなって、、、』
見え透いた嘘。
「へぇー、家で？
そんなの普通、外でやるもんじゃないの？
家で2人きりで、なんておかしくない？
それにこの人が クローゼットに靴ごと隠れてた理由は何なのよ？
やましい事があるからでしょ、」
怒りが一気に込み上げる。
『 …………。』
ほーら。何にも言えない。
でも この人をやり込めたって意味がない。
矛先を変える。
「…あなたもさっきから黙ってますけど、
一体何なんですか？
社長の娘だかなんだか知りませんけど 人の彼氏をたらし込んでおいて、非常識じゃないですか？
私たち もうすぐ結婚するんですよ？
知ってて 人の物に手を出したんですか？」
『……えぇっ？
嘘っ、、、ごめんなさい！私 、
洋介さんが 結婚するなんて 全然知りませんでした、
……彼は悪くないです。
悪いのは一方的に 想いをぶつけていた私の方です、』
はぁ？
何言ってくれちゃってんの？
洋ちゃんを援護してる？
「あなたが一方的に？
でも、こうして洋ちゃんの部屋に来てる、って事は 洋ちゃんもそれを容認したからでしょ？
あなたが 力づくで上り込んだの？
一方的に、って事は そうゆう意味だよ！」
『……』
「……それで？、、いつからなの？
いつから 私に黙ってこんな事を？」
『…それは、、』
洋ちゃんが口を濁す。
「まぁ、いいや。
そんなの聞いたところで意味ないわ。
いつからだろうが やってる事に違いはないんだから。」
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和妃(プロフ) - まいぽんさん» まいぽんさん、コメントありがとうございます！どっちも読んでくださってるって！！ 嬉しすぎて火星辺りまで飛んでいきました（笑）最後まで見届けて貰えるように 頑張りますね！ホントにありがとっ^o^ (2017年5月5日 16時) (
レス) id: 485289ceb3 (このIDを非表示/違反報告)
和妃(プロフ) - mai-kさん» フッフッフッ（笑）←不適な笑みです。恐ろしい（笑）いつも コメントありがとうございますっ！指輪の完成まで、私も待ち遠しいんですけどね(^^) (2017年5月5日 16時) (レス) id: 485289ceb3 (このIDを非表示/違反報告)
まいぽん(プロフ) - どちらも読んでますとも！！笑笑 (2017年5月5日 16時) (レス) id: 4506e93419 (このIDを非表示/違反報告)
mai-k - 和妃さん» ついに指輪のデザインが・・・すっごく素敵！！ (2017年5月5日 13時) (レス) id: fb4f723ed1 (このIDを非表示/違反報告)
和妃(プロフ) - mai-kさん» mai-kさん ありがとう！指輪でしょ。……お楽しみに、ですよ（笑） (2017年4月25日 22時) (レス) id: 485289ceb3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：和妃
| 作成日時：2017年4月15日 0時
