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黄「は〜、着いちゃったっスね…」

学校に近くの駅で降りた。

現実に戻された感…

虹「オメーら明日から部活だろ、シャキッとしろよ」

青「せめて今ぐらいはだらけさせてくださいよ」

明日から1年間走りっぱなしだもんね…

貴「がんばれ、キセキの世代!」

その呼ばれ方も慣れたね〜
えっ!なんかかっこよくないスか!
お前は最近呼ばれ始めたからだろ、慣れるぜすぐ
なんておしゃべりし出す後輩達。

例年熾烈なレギュラー争いをしている帝光中バスケ部。
今までそんなに部員同士が仲良くなくて
それを寂しいと思っていた時期もあったけど
この子達みたいな絶対的レギュラーができてから、
いい意味で仲間意識が強まった気がする。

この子達ってより、黒子のおかげかな。

みんなを繋げるパスを出す黒子が
ゲーム以外でもみんなを繋いでくれた。

この小さなイレギュラーはゲームもチームにも変化をくれた。

だからきっと、これからも仲良くやっていけるんじゃないかな。

青峰が悩んでいる時も、黒子が声をかけて復活したと聞いたし。

私達がいなくなっても、
きっと帝光中は中学最強を貫くんだろう。

そこに自分がいないのは寂しいけど
この子達なら任せられる。

がんばれ、みんな。

31→←29 ~虹村side~



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作者名:夢莉 | 作成日時:2019年8月14日 16時

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