【虹村修造】No title【黒子のバスケ】 (ページ18)

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ぐす、と後輩マネージャーの
泣き声が聞こえた。

泣いてくれる後輩ができて、
本当に幸せ者だなあ。

その後、赤司、コーチからの挨拶が終わり、
写真撮影となった。

全学年で撮った後、3年だけで。

それを私は正面から見ていた。

私達の学年は、もしかしたら
不遇と呼ばれていたりするのかもしれない。

ほかの先輩達より
活躍の機会が少なかったのは事実だけど
こんなに晴れやかな顔で
締めくくれるのならば
不遇という言葉は彼らには似合わない。

虹「A！来い！」

貴「え？」

桃「呼ばれてますよ！」

いけいけ、と後輩達に押され、
端っこでいいよ、なんて言ったものの
引っ張れて最前列の真ん中まで
連れてこられてしまった。

隣には虹村。

虹「なんでそんな顔してんだよ、堂々としてろ」

貴「え、だって」

桃「もっと寄ってください！」

関「虹村に締められない程度にAに近付け～！」

虹「オイどういうことだ」

仲間達に苦しいくらいに囲まれながら
最後に撮った写真は
信じられないくらい晴れやかな笑顔だった。