おゐしさ。 (ページ9)

今日:6 hit、昨日:0 hit、合計:10,664 hit

溢れ出る優しさページ9

白ひげ「誰が出て行けと言った……」

少し強ばった親父の顔がいつもよりその存在を大きく感じさせた

白ひげ「それに……よく帰ってきてくれた」

思わぬ言葉、そうだ親父にとっての大切なものは俺らだ。

忘れていたその存在が大きすぎて

サッチ「でもっ………『でもじゃねえだろ』っ！」

なんでこんな俺にそんなに優しくできるのだろう。脇役同然の俺を……

サッチ「いいのか……？？だって絶対迷惑かけるぞ？………それに、………それに……」

もうこれ以上に言葉が出てこない

サッチ「こんな俺が親父の”息子”でいいのか？？…………」

白ひげ「グラララ！！当たりめぇだろ！！！………俺らは家族だ！！！！」

目から涙が止まらない。

サッチ「俺、エースとエースの弟の所に行ってくる………ｸﾞｽｯ」

白ひげ「素直じゃねェなぁ……グララ。」

特別治療室2
サッチ「、、、入るぞ―(小声)」

ロ「おい、なんで起きてやがる……」

サッチ「Σ(￣ロ￣lll)ゲッ!!」

そこに居たのは治療中のエースとエースの弟とトラファルガー・ロ―だった。
サッチ「よ、様子を見に来ただけだよ！！悪ぃか！？」

エ「ん、んん……」

ロ「起きたか……二人共重症だったが。命に別状はねえ」

エ「ルフィ……は？」

ルフィ「ぐ―か―ぐ―か―」

横のベットで呑気に寝ているのを確認したのか口を抑えながら笑い始めた
エ「呑気だなぁ相変わらず……」

サッチ「外の空気吸ってくるわ…」

船から降りると何処かの島、外ではジンベエと隊長たちが話し込んでいる。
サッチ「何話してんだか………」

元々ティーチに襲われなかったから自分もあそこにいたのだろうか……まだ仲良くできたのだろうか

なんて思考がグルグル頭の中で回ってやがる

サッチ「帰ろっかな……」

親父に帰ってこいと言われたがやはり気が引ける。これから起こるかもしれない大きな代償を払いきれるのかと

俺は近くの木の根元に座りこんで眠ってしまった。

ここからは俺が見た夢の話しだ

といっても昔の俺が親父と家族になるまでの話だけどな？

まぁちょっと付き合ってくれや