検索窓
今日:52 hit、昨日:37 hit、合計:543,547 hit

. ページ43

そして私は翌日、仙ノ浦を去った。

柚希も見送りに来てくれた。


柚「どうだった?久しぶりの地元は」

「....来てよかった。」


本当に、後悔のない時間が過ごせた。


「また来るね」

柚「うん。待ってる。次は彼氏連れてきてね!」

「なんでよ笑」

柚「あのAが彼氏作るなんてどんな人か気になるじゃん!誰に告白されても断ってたくせに!」

「え〜笑」

柚「あれあれ?お姉さん顔赤いんじゃない?ちょっとちょっと〜」

「やだやだ!あ!ほら電車みえた!!乗らなきゃ!!ほらあさちゃん急いで!!」

朝「そんなに急がなくても笑 まだホーム着くまでは数分あるよ笑」

柚「てことはまだ尋問できるね」

「ねえちょっと!!」






朝「じゃ、今日はここでお別れだね」

あの後なんとか柚希をまき、電車に乗りこんだ。

今日は新幹線を降りたところであさちゃんとはお別れになる。

「うん。連れてってくれてありがとう。」

あさちゃんは私の頭を撫でて、じぁまたね、と歩いていった。



『 西口で待ってるね。』

ちょうど連絡が来たので、私は足早に西口へ急いだ。





西口の扉の近くでたっている琢磨を見つけた。

「ふふっ」

冷たい風が吹いた途端、さむっと言わんばかりの表情をし、ポケットに手を急いで入れている様子が愛おしかった。

私は琢磨の元へ走った。



森「あっ!A、、うおぉ!」

勢いよく抱きついた。

驚きつつも受け止め、すぐ背中に腕を回してくれる琢磨に、笑みがこぼれた。


母とはまた違うこの温もりも、私は愛している。



「ただいま」

顔を上げて、琢磨の目を見て言った。


森「おかえり」





ー私はいつだってあなたを信じてる。

それを忘れないで。




忘れないよ。


お母さん、今、お父さんと一緒にいるの?


お父さんと一緒に、私を見ていてくれてるの?




忘れないよ。


見ていて、お母さん。


私、生きるから。


今私の目の前にいる、この人と一緒に。





私を信じて。

.→←.



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (545 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
1840人がお気に入り
設定タグ:SixTONES , 森本慎太郎
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

sakk(プロフ) - にこさん» 森本刑事の奮闘日記絶対かわいいだろうなぁ(他人事)いくつかシチュエーションは浮かぶんですけど、なかなかしっくり来るものがなくて、、でもいつかは絶対書きたい、、!!! (2021年5月16日 11時) (レス) id: 9d37f89f8e (このIDを非表示/違反報告)
にこ(プロフ) - ほんとに琢磨が付き合うまでの奮闘日記が読みたいです笑 (2021年5月15日 14時) (レス) id: fb0a62bca5 (このIDを非表示/違反報告)
sakk(プロフ) - yycyttreさん» 遅くなってしまい本当にごめんなさい(泣)前後のストーリーももっと充実させたいけどとりあえずドラマの最終回を書きたい、!そんな思いから先走って予告を公開してみました笑 (2021年5月15日 1時) (レス) id: 9d37f89f8e (このIDを非表示/違反報告)
yycyttre(プロフ) - 久々の更新で上がったのに、めちゃくちゃ内容気になるじゃないですか!! (2021年5月14日 21時) (レス) id: e5d647a456 (このIDを非表示/違反報告)
sakk(プロフ) - 名無しの権平丸吉之助闐々輪丸さん» ありがとうございます!すごく嬉しいです!!最終回のお話ですよねもちろん書きますよ〜!今ちょうど下書き書いているところでした笑 楽しみにしててください! (2021年3月31日 23時) (レス) id: 9d37f89f8e (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:りふぁ | 作成日時:2021年1月26日 1時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。