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そして私は翌日、仙ノ浦を去った。
柚希も見送りに来てくれた。
柚「どうだった?久しぶりの地元は」
「....来てよかった。」
本当に、後悔のない時間が過ごせた。
「また来るね」
柚「うん。待ってる。次は彼氏連れてきてね!」
「なんでよ笑」
柚「あのAが彼氏作るなんてどんな人か気になるじゃん!誰に告白されても断ってたくせに!」
「え〜笑」
柚「あれあれ?お姉さん顔赤いんじゃない?ちょっとちょっと〜」
「やだやだ!あ!ほら電車みえた!!乗らなきゃ!!ほらあさちゃん急いで!!」
朝「そんなに急がなくても笑 まだホーム着くまでは数分あるよ笑」
柚「てことはまだ尋問できるね」
「ねえちょっと!!」
朝「じゃ、今日はここでお別れだね」
あの後なんとか柚希をまき、電車に乗りこんだ。
今日は新幹線を降りたところであさちゃんとはお別れになる。
「うん。連れてってくれてありがとう。」
あさちゃんは私の頭を撫でて、じぁまたね、と歩いていった。
『 西口で待ってるね。』
ちょうど連絡が来たので、私は足早に西口へ急いだ。
西口の扉の近くでたっている琢磨を見つけた。
「ふふっ」
冷たい風が吹いた途端、さむっと言わんばかりの表情をし、ポケットに手を急いで入れている様子が愛おしかった。
私は琢磨の元へ走った。
森「あっ!A、、うおぉ!」
勢いよく抱きついた。
驚きつつも受け止め、すぐ背中に腕を回してくれる琢磨に、笑みがこぼれた。
母とはまた違うこの温もりも、私は愛している。
「ただいま」
顔を上げて、琢磨の目を見て言った。
森「おかえり」
ー私はいつだってあなたを信じてる。
それを忘れないで。
忘れないよ。
お母さん、今、お父さんと一緒にいるの?
お父さんと一緒に、私を見ていてくれてるの?
忘れないよ。
見ていて、お母さん。
私、生きるから。
今私の目の前にいる、この人と一緒に。
私を信じて。
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sakk(プロフ) - にこさん» 森本刑事の奮闘日記絶対かわいいだろうなぁ(他人事)いくつかシチュエーションは浮かぶんですけど、なかなかしっくり来るものがなくて、、でもいつかは絶対書きたい、、!!! (2021年5月16日 11時) (レス) id: 9d37f89f8e (このIDを非表示/違反報告)
にこ(プロフ) - ほんとに琢磨が付き合うまでの奮闘日記が読みたいです笑 (2021年5月15日 14時) (レス) id: fb0a62bca5 (このIDを非表示/違反報告)
sakk(プロフ) - yycyttreさん» 遅くなってしまい本当にごめんなさい(泣)前後のストーリーももっと充実させたいけどとりあえずドラマの最終回を書きたい、!そんな思いから先走って予告を公開してみました笑 (2021年5月15日 1時) (レス) id: 9d37f89f8e (このIDを非表示/違反報告)
yycyttre(プロフ) - 久々の更新で上がったのに、めちゃくちゃ内容気になるじゃないですか!! (2021年5月14日 21時) (レス) id: e5d647a456 (このIDを非表示/違反報告)
sakk(プロフ) - 名無しの権平丸吉之助闐々輪丸さん» ありがとうございます!すごく嬉しいです!!最終回のお話ですよねもちろん書きますよ〜!今ちょうど下書き書いているところでした笑 楽しみにしててください! (2021年3月31日 23時) (レス) id: 9d37f89f8e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:りふぁ | 作成日時:2021年1月26日 1時