episode145〇 ページ11
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｢ふぅん。変な家｣
｢失礼です｣
シャワーの件で罪悪感を抱いたのか、イザナさんが強引に私を家まで送ってくれた。
そして地獄の失恋パーティーからお家に帰れって来たら、これまた地獄の受験勉強が待っていた。
しかし、あんな地獄のパーティーでも、いくらか私の心は軽くなったらしく
朝よりかは遥かにシャーペンがすすんだ
お母さんに怪しまれないよう濡れた服を着るのは大変だったけど、まぁ結果オーライだ
休憩中、私は隆君に、"佐野と話し合って復縁はしないことにしたよ"と虚偽のメールを送った
絵馬の事は言わなかった。なんとなく、言いたくなかったから。
その後隆君から電話が来て色々聞かれたけど、それもどうにか上手く誤魔化して。
隆君に散々迷惑かけた結果がこのザマなんて……と自分がどんどん重く嫌な人間になってくのを感じながら、どうにかその日は眠りについた
翌朝、私はいつもの目覚ましではなく、ケータイの着信音で目が覚めた
｢……た、隆君？｣
ガチャり、と玄関を開ければ、そこには電話の通り隆君が立っていて。
｢悪ぃな、日曜の朝早くに。A9時から塾だろ？その前にちょっと話せねーかなって思って｣
｢それは大丈夫、だけど……｣
もう、話すことなんか……
｢A、ほんとにマイキーと何も無かったのか？｣
｢うん……｣
｢嘘だ。じゃあ俺の目見て言えよ｣
無理だよ……
今この状態で隆と目を合わせたら
｢ほんとは何かあったんだろ？大丈夫だから、俺に話してくれねぇ？な？｣
｢隆、君……｣
きっと全部、話しちゃう……
｢実は……っ、初詣の日……｣
私は息を吐くようにあの日あった出来事を彼に話した。
話している間、隆君は泣き出した私を落ち着かせるようにそっと抱きしめながら話を聞いてくれていた
すっかり隆くんにあやされた私は、おいおい泣きながら彼のTシャツを濡らして言った
｢……なんだよ、アイツ……俺の女に……｣
その光景を、誰かが見ているとも知らずに。
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歴女 - みんなが幸せになれる、ハッピーエンドだといいいです！ (2022年12月10日 2時) (
レス) id: 65eb06c570 (このIDを非表示/違反報告)
りお(プロフ) - 久しぶりの更新めっちゃ嬉しいです！通知きた瞬間叫びました笑更新してくださるだけでもう神です…！データ消えるのきついですよね。。本当に大好きな作品です！応援してます！ツナさんのペースで更新頑張って下さい！ (2022年11月5日 19時) (レス) @page45 id: 70628fcb09 (このIDを非表示/違反報告)
ゆいとこ - さすが最高一位。格が違いますね←上から目線過ぎ しかしほっんとーに好きです、このお話。 (2022年11月2日 18時) (レス) @page44 id: e4df59fc58 (このIDを非表示/違反報告)
詩 - 一気読みしてまじ止まらんかったです、この作品本当に好きですっ！応援しています！！ (2022年6月14日 19時) (レス) @page44 id: bb966ca157 (このIDを非表示/違反報告)
亜美(プロフ) - うわぁ、、。だいすきすぎる……。もう更新は、、多分しないか。続きは頑張って私が妄想したおします笑！！本当に本ｯｯｯ当に面白かった！！こんな面白い作品を、ありがとうございました＜(_ _)＞ (2022年6月3日 20時) (レス) id: b476552735 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ツナ
| 作成日時：2021年12月3日 21時
