episode132〇 ページ42
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｢へぇ〜！Aちゃんってあそこの中学校なんだ！じゃああいつ知ってる？えーっと、佐竹！｣
｢佐竹君？知ってるよ！隣のクラス！｣
なんと柚葉ちゃんと同じ年齢だということが発覚し、私たちはアイスクリームが溶けるよりも早く意気投合していた。
つか柚葉ちゃん、近くで見るとなお顔がお強い……！
姉兄揃ってモデルみたい……
｢え！ねぇねぇ三ツ谷、あれ花垣じゃない？｣
まじ？と聞き返す隆君に、あそこあそこ！と前の方を指を指す柚葉ちゃん
私もその指先を目を向けると、確かにそこには見慣れたリーゼントと久しぶりのピンク髪が人混みの中に紛れていた。
｢ヒナちゃんだ……！｣
うわぁヒナちゃん最近全く会ってなかったなぁ
久しぶりに顔みたいけど……
｢なぁ、タケミっちんとこ行こーぜ｣
｢え、いいの？｣
｢ダメなの？｣
全然、ダメじゃないけど……
やだ、私そんな見て分かるくらいヒナちゃんに会いたい欲が漏れてたのかな……だとしたらそんな顔絶対気持ち悪い！
ぞわぞわ、とそびえ立つ鳥肌を押さえながら、隆君に続いて人混みの中に入っていく。
そして2人の間近まで近づいた時、隆君が声をかければ、丸い目をさらに丸くしたタケミっち君がこちらを振り向いた。
｢Aちゃん！？｣
もちろんヒナちゃんも。
｢ヒナちゃん〜！久しぶり！｣
｢えーうそ久しぶり！柚葉ちゃんも！｣
久しぶりに見る生ヒナちゃんの可愛さに癒されながら、柚葉ちゃんと3人でガールズトークに花を咲かせていると
｢あ！タケミチ君
絵馬あるよ！｣
｢お！書こうよ書こうよ｣
絵馬を見て目を輝かせたヒナちゃんを見たタケミっち君の提案で、皆で絵馬を書くことになった
｢Aお願い決めた？｣
｢んー、迷う！｣
ここはやっぱ王道で志望校合格？でも別に今目指してるとこ私が選んだ志望校って訳じゃないし、なんか腑に落ちないんだよな……
だとしたらなんだろう。幸せになれますようにとか？
でももっと具体的な方がいいよね？
なんだろう、幸せになれる具体的な方法……
そんなの、今の私にはひとつしかない
｢……書けた｣
｢お、どれどれ……将来の夢が叶いますように？へぇ、Aっぽいじゃん｣
｢へへ、そうかな｣
でも、それを書いたら誰かが傷つくことになるかもしれないから
今はまだ、胸の中だけに閉まっておこう
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kanasimi - マジで泣けました！ 3回も!! 感動しました！ (2022年12月10日 2時) (
レス) id: 65eb06c570 (このIDを非表示/違反報告)
桃菜 - 続き楽しみにしてます♪ (2022年4月19日 7時) (レス) @page45 id: 99859047d6 (このIDを非表示/違反報告)
たむら - 更新ありがとうございます！！今回もいいところで終わって...次回が気になりすぎますっ！！主さんのペースで更新していただけたら幸いです🙇♀️ (2021年12月2日 20時) (レス) id: e5799c3cbd (このIDを非表示/違反報告)
南(プロフ) - 更新ありがとうございますっ！！！気になる所で終わってるのも流石です。次回更新楽しみにしていますね(*^^*) (2021年12月2日 20時) (レス) id: db1b503228 (このIDを非表示/違反報告)
ツナ(プロフ) - コウさん» めっちゃ好きです！！笑 (2021年12月2日 8時) (レス) id: 4b3554dc38 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ツナ
| 作成日時：2021年9月30日 23時
