３ヶ月後 ページ24
それから、俺とAさんは、お互いの仕事の忙しさもあり、３ヶ月後の４月に次のデートの予定を立て、その日まではメッセージのやり取りのみした。
３ヶ月後
それから、３ヶ月に駅で待ち合わせをして、川越まで、行く予定を変更した。
『雨凄いね、洋服ビショビショだよ』
千冬「ですね、どうしましょう」
『取り敢えず、凄い濡れちゃったから、お風呂入りたい』
千冬「ですね」
『取り敢えず、早くお風呂に入って体温め無いと風邪ひくよね。ここの駅からなら、私の家が近いから松野君さえ良ければ上がってく』
千冬side
個室苦手って言ってたけれど大丈夫か？
待てよ、でも、家は男が俺含めて三人も要るから、そんなとこに女性を一人で連れていったら警戒されてしまうかもしれない。
仕方ないここは彼女の厚意に甘えよう
千冬「Aさんさえ良ければ、上がらせてもらえますか」
『もちろん』
Aside
松野君の今までの私への接し方をみてる限り紳士的で誠実さを感じるから、個室でいきなり襲ってくる事は無いよね。
それに今は二人の健康がかかった一大事だ。
急遽雨が降ってしまい、予定を変更して
Aさんが自分の家に招待してくれた。
千冬side
それにしても、雨凄いな。車でいった方が良いかな。
千冬「Aさん、ここから貴方の家までどれくらい時間掛かりますか？」
『ここからだと、３０分かな』
千冬「さ、３０分ですか、意外と距離ありますね」
千冬「確か、駅前にレンタカーのショップがあったので、一泊分だけ借りましょう」
『あっ、でも、私免許あるけどペーパーなんだよね』
千冬「大丈夫です。俺が運転しますので」
『ありがとー』
そう言って、彼は素早くレンタカー屋に行き明日の１１時まで車を借りれることになり、車に乗りながら私達は目的地に向かった。
そして、道案内を済ませて目的地に付き、車を駐車し、彼が私の家に上がった。
Aside
多分掃除は出来てるはず。しかし、私の予想を上回る恐ろしいハプニングがこの後に起こった。
千冬side
俺は今、人生で初のビックイベントに直面している。それは、彼女の家にお邪魔することだ。
漫画やラブコメの中だけの話だと思っていたけれど本当にあるんだな。
女性の一人暮らしの部屋ってどんな感じなんだろう。きっとお洒落な雑貨や家具に囲まれていて、サ○ンのアロマスティックとかあっていい匂いするのかな。
しかし、次の瞬間俺の期待は跡形もなく崩れさった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 2人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：蒼井薔薇 | 作成日時：2023年1月29日 9時
