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第十九話 ページ21

「どうしたのかな?」

「鬼の女の子はそっぽ向きました。不死川様に3度刺されていましたが、目の前に血塗れの腕を突き出されても、我慢して噛まなかったです。しかも彼女は稀血です」

「ではこれで、禰豆子が人を襲わないことの証明ができたね」

「「!!」」

良かった…。安心してホッと息を吐く。


「炭治郎。それでもまだ禰豆子のことを快く思わない者もいるだろう。証明しなければならない。これから炭治郎と禰豆子が鬼殺隊として戦えること。役に立てること。

十二鬼月を倒しておいで。そうしたら皆に認められる。炭治郎の言葉の重みが変わってくる」


穏やかな声が響く。炭治郎は下げていた顔を上げた。

「俺は…俺と禰豆子は鬼舞辻無惨を倒します!俺と禰豆子が必ず!!悲しみの連鎖を断ち切る刃を振るう!!」

「今の炭治郎にはできないから、まず十二鬼月を1人倒そうね」

「はい」

顔を真っ赤にして答える炭治郎。柱の多くも笑いを堪える様に震えていて、何だか変な光景だ。


さて、本題の柱合会議を始めようとした所…


「でしたら竈門君は私の屋敷でお預かり致しましょう」


しのぶさんが満面の笑みでそう切り出した。

「えっ?」

「はい、連れて行ってください!」

隠の人が炭治郎を引っ張るが、炭次郎は動こうとしない。

「その傷だらけの人に頭突きさせてもらいたいです絶対に!!禰豆子を刺した分だけ絶対に!!頭突きなら隊律違反にはならないはず…」

そんな炭治郎にむいくんが石を飛ばした。

「お館様のお話を遮ったら駄目だよ」

『むいくん!炭治郎怪我してるのに!』

私の言葉に、むいくんは不機嫌そうに顔をしかめた。

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uru(プロフ) - 愛NAさん» ありがとうございます!自分ではまだまだと思っているのですが、そう言って下さり嬉しいです!!これからも頑張ります! (2020年8月18日 19時) (レス) id: 275269a074 (このIDを非表示/違反報告)
愛NA(プロフ) - 小説の書き方上手過ぎませんか…??ちょっとシリアスだったり面白かったり、何かもう色々と凄って思いました。陰ながら応援させて頂きますね…! (2020年8月18日 18時) (レス) id: d66500f3cb (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:憂流 | 作成日時:2020年8月2日 15時

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