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彼女、狂乱Aがどれだけ常人とは程遠いか理解したのは、後輩として認識してから暫くしてだった。



つまり、最初は彼女を他の後輩と同じ存在だと認識していた。




初めて会ったのは、灰原が同級生を紹介したいと言って来たからだった。



『狂乱Aです!センパイ達の噂は予々(かねがね)聞いています!』


端的に言うと、灰原と同じ様な人柄だと思った。朗らかに笑う彼女は、今まで会った呪術師とは似つかない雰囲気で、勿論、私達とも違う。


汚れがないと思った。


「私は夏油傑、よろしくね」

「家入硝子」

『はい!夏油センパイ、家入センパイ!』

ニコニコと名前を呼び、それからハッとした顔をした。表情に出やすい子だな。

『あ、狂乱って苗字はあまり好きじゃないので下の名前でお願いします!』

「“狂乱”って、初めて聞いたわ」

『私も自分以外に会ったこと無いです!』

人懐っこいのか直ぐに打ち解ける様に思わず微笑む。まるで妹の様だった。

「噂って?」

『センパイ達は傑物揃いだって!あとある意味問題児とも!』

…一体誰情報だ。それを聞いた硝子は私を横目にAに耳打ちする。

「問題児はこいつと五条であって私は違う。クズだから気を付けなよ」

「硝子?」

口元がヒクついたのが分かった。とは言っても、自分がある程度問題児である事は自覚している。勿論、悟には負けるが。

『五条?センパイは…?』

「あいつならもうすぐ…」

「よー、何の集まり?」

噂をすれば、親友は上機嫌でやって来た。

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憂流(プロフ) - つっきーさん» こちらこそありがとうございます!とても丁寧に、そんな風に言って下さり、本当に嬉しいです…! (2021年8月4日 9時) (レス) id: 275269a074 (このIDを非表示/違反報告)
つっきー - 訂正…このカプ?が一番好きです (2021年8月3日 23時) (レス) id: eaffa75066 (このIDを非表示/違反報告)
つっきー - もう何年か占ツク読んでんだけど、こんな読み終わった後に満足感と達成感を味わったのは初めてです…。有賀うございました、何気に今まで見た中でこのカプ?が好きです。 (2021年8月3日 23時) (レス) id: eaffa75066 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:憂流 | 作成日時:2021年4月5日 21時

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