【呪術廻戦】目が覚めると若返ってた

#17 ページ17

私に対してか五条に対してか、笑う夏油は「歳下にも怖がられにくい」と言葉を付け加える。

「はっ、嫌なこった」


ﾎﾞﾝｯ


「！」

「お？」

ビルの最上階がゴォォ、と音を立てて爆破した。事件ですね。

「これでガキんちょ死んでたら俺等のせい？」

『それはとんだとばっちりでしょ』

上を見上げると、ちーっちゃい影が見えた。


『「あ」』



ーーーーー



「悪く思うなよ。恨むなら天元を恨み…なっ！？」

「目立つのは勘弁してくれ。今朝怒られたばかりなんだ」

呪霊に乗って星漿体の子、天内理子ちゃんを助けたのは良いが、何せ高すぎるわ狭すぎるわでそれどころじゃ無い。

『ねぇ、この呪霊３人乗りな訳？落ちないよね？』

「あんまりくっつかないでくれるかな。後で悟が文句を言ってくる」

『私に死ねと？』

ビル何階分の高さと思ってる。え、死ねと？

「その制服高専の術師だな？ガキを渡せ、殺すぞ」

「聞こえないな、もっと近くで喋ってくれ」

『ガキを渡せ、殺すぞ！！』

「…君に言ってないんだけどな」

だって聞こえないって言ったではないか。


『取り敢えず…早くくたばれ、私が死ぬぞ』


さっさと片付けて地上に帰還しますかね。

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