67:日常 ページ19
────あれからと言うもの、沖田さんは酷く私に構うようになった。
「おいA、見回り行くぜィ」
「……今日の見回りは武田さんですよね」
「腹痛ェらしいぜ。さっさと準備しやがれ」
「ちょ、蹴らないでくださいよ」
げしげし、と、書類仕事をする私の背中を容赦なく蹴り付ける沖田さんに非難の声を上げる。
しかし、沖田さんは全く悪びれもせずにチッ、と舌を打つ
「ならさっさと動きな。上司様を待たせてんじゃねェ」
何処か愉しげな声音に、小さく溜め息を吐き出してから筆を置く。
まったく、これでは書類が溜まっていく一方だ
「おい総悟。大祝を困らせんじゃねぇ」
「副長！」
煙混じりの息を吐き出した副長も、もうすっかり快復し、通常業務に当たっている
「困らせるも何もただの業務でさァ。なーA？」
頷きやがれ。
視線でそう訴えてくる沖田さんに、私はわざとらしく溜め息を吐いた
「パワハラです」
テメェ、と凄む沖田さんに副長が眉を寄せる。
今日はどうやら書類に集中できそうだ。
そう思ったとき、沖田さんのせいで開け放たれていた襖から、ひょこりと局長が顔をだした
「お！二人ともちょうど良かった！実は二人に頼みたいことがあってな！！」
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みぃ(プロフ) - コメント失礼します！こちらの作品がとても大好きでいつも楽しく読んでます。更新頑張ってください。応援してます (2019年5月31日 19時) (
レス) id: d77d134be6 (このIDを非表示/違反報告)
虎(プロフ) - れもんさん» 楽しみにしてます！私の考えなのですが、伊東さんは、もしかしたら愛情が欲しかったのかな？と思いました。 (2019年2月19日 23時) (レス) id: f0c523c988 (このIDを非表示/違反報告)
れもん(プロフ) - 虎さん» お返事遅くなり申し訳ありません。コメントありがとうございます！！伊東さん…確かに頭が良くて何と無く怖い印象があるのわかります…でも生い立ちもラストも切なくて……。真選組動乱編終了までもう少しですので楽しんでいただけるよう頑張ります！ (2019年2月18日 23時) (レス) id: af4b9b062a (このIDを非表示/違反報告)
虎 - 面白いです！私は伊東さんっていつ見ても少し怖い印象を持っています。 (2019年2月17日 20時) (レス) id: f0c523c988 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：東雲出雲 | 作成日時：2019年2月13日 0時
