4.ジョセフ・ジョースター ページ4
「A！」
ぴょん、と飛び付いてきた少年を、Aは軽々と抱き上げた
「ジョセフ！久しいわね」
「ひゃ、Aつめてぇ！！」
体を縮めたジョセフを抱き上げたまま、Aはリビングに向かった
「あら、悪かったわね」
ソファーの上にジョセフを下ろしたAを、ジョセフは不服そうに見上げた
「あ、俺があっためるから下ろさなくって良いぜ！！」
「そう？けれど、私にくっついていたら貴方の方が冷たくなってしまうわね？」
「うーん……あ！ちょっと待ってて！！」
良いことヒラメイた！！と言って、ジョセフはばたばたと部屋の中を走る
「こら、ジョジョ、あんまりはしゃぐんじゃあ……」
「良いじゃない、エリナ」
眉尻を下げたエリナに、Aはふふふと笑みを浮かべた
「貴女が良いなら構わないけれど……」
「騒がしいのは嫌いじゃあないわ」
そうだったわね。
エリナが笑顔を浮かべた時、ジョセフが自分よりもずっと大きな毛布を抱えて飛び込んできた
「A！！これでどーだ！！」
「あら、やるじゃあないの！その毛布、いったいどれ程の効果があるか、試してみなさい！」
言いながら、Aはくるりとジョセフを毛布で包むと、みのむしのようになったジョセフを抱えて膝の上に座らせた
「どう？あったけーだろ？」
くりくりとした瞳がAを見上げる
ジョナサンと出会った頃、彼は10歳そこそこだった。
ジョセフは今年で８つになるから、あの頃のジョナサンより、まだ少し幼い
「ええ、とっても暖かいわ」
まろい頬を、熱の宿らない指で撫でる
「わっ！つめてぇ！！」
ジョナサンと、被せているわけではないけれど。
どうかこの子には、幸せに生きてほしいと思うのだった
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推しが尊い - おもしろかったです(*>ω<*)更新ｶﾞﾝﾊﾞｯﾃｸﾀﾞｻｲ(o⌒∇⌒o) (2019年5月7日 22時) (
レス) id: f1f75a744a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れもん x他1人 | 作成日時：2018年11月5日 20時
