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期末試験の試験監督を終えた私は、今朝から呼び出されていた通りに校長室へと出向いた。
期日までに採点を終え、結果を報告しに上がらなくてはならない身としては少しばかりタイミングを考えて欲しいとも思う。
「おお、来たか、A」
柔く目を細めたダンブルドア校長と、厳格そうなスーツをきっちりと着こなした壮年の男が扉を開いた私を見て静かに目配せをした後に、私に腰を下ろすように伝えた。
「A、こちらは魔法省のカルカロス・ゴールドさんじゃ」
「初めまして、本日はどうぞよろしくお願い致しますローレンス教授」
怜悧な瞳に射ぬかれ、腹の底がぞわぞわと落ち着かない気分になる。
魔法省からということは、恐らくミッドフォード関連のことだろうと思えば、余計に座りの悪いような気持ちになった。
「私が来たのは、貴女にノア・A・ミッドフォードの事について幾つかお聞きしたいことがあるからです。
彼を含む役人三名は約半年前にとある人物に対しての尋問を行う仕事を放棄し姿を消しました」
調書だろうか、書類をめくりながらそう話す魔法省の男に、私は既に信じられない気分だった。
「……とある人物と言うのは？」
「質問をしているのはわたしですローレンス教授。
良いですか？貴女はミッドフォードが親しくしていた友人の一人でマグルに紛れ働く貴女を十数年に渡り支援しつつ同棲していた。間違いありませんね？」
「…………。えぇ、間違いありません」
ペンを走らせながらちらりと此方を見ては直ぐに書類へ視線を落とす。
苦手なタイプの人間だと感じながらも、私は続けられる不躾ともとれる質問に答えを返し続けた。
(姿を消した友人)
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きのこ(プロフ) - やっぱり最高です！！！ありがとうございます( ´∀｀) (2020年5月19日 9時) (
レス) id: 2f2822d021 (このIDを非表示/違反報告)
たまち - 結構ガチで続き待ってます このシリーズマジで好きです (2020年5月7日 23時) (レス) id: 2384b40b81 (このIDを非表示/違反報告)
氷狐 - いやぁ、不安になる終わり方ですねぇ。続きがとても楽しみです！体の調子に気をつけて頑張ってください！ (2020年4月14日 7時) (レス) id: 43c698ce3f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：微糖 x他1人 | 作成日時：2020年4月12日 17時
