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薬品庫からいくつか薬草類が無くなったとスネイプが憤慨していたのがつい数日前。
どうやら彼らは私が思っていたよりも上手くやっているらしい。
そんなある日、グリフィンドールのコリン・クリービーが"継承者"の２人目の犠牲となった。
城内には一斉に噂が広まり、ついにはヒステリーを起こす生徒まで現れる始末。
授業の移動には必ず教師が一人以上付き添う規則が出来るほど、ホグワーツには警戒の空気が張りつめていた。
そんな中、様々な憶測の言葉と視線に晒され胃痛に悩まされ続けている私を広間へと呼び出したのは、紛れもないロックハートその人だった。
私の他にむっつりと苛立った顔のスネイプが一緒に呼び出されたようで、彼はじっとロックハートを睨み付けていた。
ロックハートの言うことには、なんでも"決闘クラブ"とか言うものの助手をして欲しいらしい。
私は"決闘"などやったこともないし、やり方も知らないのでと断ろうとしたが、スネイプが妙に恨みがましい目でこちらを見下ろすので、仕方無く、その特別授業とやらに立ち会うことになった。
「……相手と向き合い礼…その後三つ数えて…杖を使って魔法を……うへぇ…」
スネイプから借りた本を読んでは眉をしかめる私に、彼は奇妙なものを見るような視線を向けた。
「杖を使って、呪文を唱えて、かぁ……」
その言葉に彼は思い出したようにフッと鼻で笑った。
「生徒がバラバラにならなければ良いがな」
「笑い事じゃないよ…まったく…」
久々に握った杖はどこか手に馴染まずぎこちなくて、明日の放課後にあるのだという"決闘クラブ"に胃の痛みはさらに酷くなるばかりだった。
(練習しておけばよかった…)
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きのこ(プロフ) - やっぱり最高です！！！ありがとうございます( ´∀｀) (2020年5月19日 9時) (
レス) id: 2f2822d021 (このIDを非表示/違反報告)
たまち - 結構ガチで続き待ってます このシリーズマジで好きです (2020年5月7日 23時) (レス) id: 2384b40b81 (このIDを非表示/違反報告)
氷狐 - いやぁ、不安になる終わり方ですねぇ。続きがとても楽しみです！体の調子に気をつけて頑張ってください！ (2020年4月14日 7時) (レス) id: 43c698ce3f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：微糖 x他1人 | 作成日時：2020年4月12日 17時
