態度42 ページ42
貴方side
宿儺「久々に口を聞いたと思えば、そんなことか」
"そんなこと"
心底宿儺にとって私と付き合ってることなんてどうでもよかったんだ。
拳銃を握る力が強くなる。
目の前の彼は、頭をかいてそっぽ向いていた。
答える気がないのなら、即刻殺してやる
そして拳銃を彼の頭に向けた。
.
.
.
宿儺「ただの一目惚れだ」
.
...え。
思いもよらぬ返答に言葉を失った。
拳銃を握る力が弱まっていくのがわかる。
宿儺「俺が初めてこいつを受肉した日
そうだな、お前に初めて『綺麗』だと言われたあの日だ」
『...』
宿儺「なんだ覚えとらんのか?
つくづく生意気な___」
.
.
.
_______ポロポロ
『ッ...覚えてるよ』
目から沢山流れる涙。
これはあの時とは違う涙だ。
宿儺は私の顔を見るなり、優しく微笑んで
こちらに1歩1歩、歩ませ近づいた。
宿儺「あの時以来
俺はお前に惹かれていった...。
なのにお前は、何とも思ってない、どうでもいいだの
俺が思ってないことを言いよって」
『だって...宿儺があの時』
宿儺「お前が最後まで俺の話を聞かんからだ。
まぁ、あの時も俺も言い方が悪かったのは詫びよう」
じゃあ、全部私の勘違い?
ただの勘違いでここまで宿儺や皆に迷惑をかけて。
宿儺はスっと手を私に伸ばした。
.
.
宿儺「Aの居ない日常なんてつまらん。
またいつもみたいに俺の隣で笑ってろ」
あぁ...本当にこの人は
私を惚れさせることしかしない。
『うんッ...!』
そうやって彼の手を握った。
...いや、握ろうとしたんだ。
.
.
.
.
________哀れな女だなぁ
バンッ!!
響き渡る拳銃の音。
そして胸に走る強烈な痛み。
足の力が抜けるのが自分でもわかる。
今、視界に映るのは
目を見開いてこちらを見る宿儺から地面になった。
.
真人「せっかく俺が協力してやったのに...。
やっぱり君はダメだ」
声の主を見ると、
そこには真人が私の拳銃を持って見下ろしていた。
そうか、彼が私を...。
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お松 - うわぁぁぁぁぁぁーん(泣)おもしろかった((スンッ更新頑張ってください!! (12月10日 18時) (レス) @page46 id: f0ee455632 (このIDを非表示/違反報告)
ねこ - 自分宿儺推しなんですけど…感動してめっちゃ涙が出ました…!!続き楽しみにしてます!頑張ってください!応援してます! (2022年5月15日 19時) (レス) @page46 id: feafda8538 (このIDを非表示/違反報告)
momo10201126(プロフ) - 何回も読んじゃいました!!続き楽しみにしてます! (2021年5月8日 23時) (レス) id: dcc32cc76d (このIDを非表示/違反報告)
チョコクッキー - めっちゃ面白いです!これからも頑張ってください!続き楽しみにしてます! (2021年3月19日 1時) (レス) id: ccaf61c615 (このIDを非表示/違反報告)
朧 - 宿儺推しなので作ってくれてありがとうございます!めっちゃ泣きました;ー;これからも更新頑張ってくださいね! (2021年2月13日 23時) (レス) id: 8589870327 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:マガタマ | 作成日時:2021年1月1日 12時