主 ページ18
輝夜said
「…ん…何処、ここ？」
「お目覚めになりましたか」
げっ、五月雨…
「大好きですよ…早く忘れてください。あの本丸のことは」
「うるさいなぁ…」
忘れるかどうかなんて私が決めるものでしょう？
「貴方様、貴方様は花嫁になるので、お着替えからですね。お手伝いいたします」
「う、うるさい！手伝いって何よ！あんた男でしょ！」
ってか花嫁って何？
「嫁入りって何だよ！」
「(ニヤッ」
えっ、何この笑み…
むぎゅっ…
「ぎゃあ」と、可愛げのない…
いや、少しぐらいあるだろう…
バストのところを抱きしめられた…
「セクハラ！」
「セクハラとは何ですか…
花嫁ですって…」
「えっ、嫁入りってあんたの所に？」
「当たり前じゃないですか。奥さん」
人差し指を私の鼻の頭にチョンっと…チョンっと…
ぞくっと肌から鳥肌が立って…
いつのまにか私は叫んでいた…
「私はあの本丸のみんなのとこへ帰るのぉ！」
「…そのお言葉を待っておりました」
「…へ？」
五月雨は指をパチンッと鳴らし
真っ黒な水の液がふよふよっと小さく浮かんだと思ったら私を包み込んだ…
穴の中に入ったように落ちて、
底から草みたいなじめって感じなものに引っ張られる
溺れる…私も終わる…のかな…
勘違いしたまま本丸のみんなと別れるのかな…
そんなの…嫌だ…
一筋の光がだんだんとみんなに見えてきて、
最初は長谷部にキスられたなぁ…
恥ずかしさしかなかったけど
あの後連続でやられるなんて思ってもみなかった
その後もその後もキスられて…
「何諦めてんの？」
何処と無く聞いたことがある声…
真っ白な光がだんだんと
真っ赤な赤い光…
と言っても綺麗な赤い色…
クイっと手を引かれて
「主、三日月に逆に頼まれちゃったよ…俺が迎えに来て、本当に嬉しい？」
加州…ここって水の中だよね？
息が苦しいし、水の中だよね？ね？
「主は、苦しいよね、俺は色々あって大丈夫だから、助けるね」
ニカッと笑って目を細められた…ってか瞑った
ちゅっ…
その後はもう、何もかも、
全て黒い淀みに消えていった…
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 2人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
香覇(プロフ) - アニメ大好きっ子さん》本当にごめんなさい。コメント待ってますとか書いてるのにいざ来たらお返事遅れるとか…短刀達ですね、分かりました！ (2018年4月8日 12時) (
レス) id: d5a68085e9 (このIDを非表示/違反報告)
アニメ大好きっ子 - あと忘れてましたけど私、短刀が大好きなんですよ！出してくださいね！！ (2018年2月10日 19時) (レス) id: 09632f91ae (このIDを非表示/違反報告)
アニメ大好きっ子 - この作品面白いです！更新頑張ってください！(*^^*) (2018年2月10日 19時) (レス) id: 09632f91ae (このIDを非表示/違反報告)
香覇(プロフ) - コメント待ってます… (2018年2月9日 18時) (レス) id: d5a68085e9 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：香覇 | 作成日時：2018年2月4日 7時
