誘惑 ページ14
「こんにちは。私は『五月雨皐月』と申します。
貴方様のことをお迎えにあがりました」
訳のわからないことを二回繰り返した…
貴方様と言ってるし、
迎えとか言ってるのでここのものではない…
「誰？」
「私は五月雨皐月ですよ」
「いやいや、名前聞いてんじゃなくて、何者？私に何の用？」
スラッと長い背丈に圧倒される…
「貴方様はこの本丸で主になっているそうですね」
「ええ、まぁ…」
「でも、誰も貴方様の変化について、至って前から見てますよ感があります」
前から見てますよ感って何？
なんとなくだけど分からなくもないが…
「綺麗な白銀色の髪ですね。それに左右の目の色が違う女の方、私は大好きです」
コイツ、ここの本丸のみんなよりも、
私の変化に気づいてくれてる…
「私、貴方様を連れて行けなければ、死ぬ覚悟で来て下ります」
「それは駄目！」
「なら、きていただけますか？」
一気に、背景がまわりだし、目眩がする…
分かっている、分かっているけど、
小学生の頃に、
『見知らぬ人について行っちゃダメ』
って聞いてるけど…
「そ、そうよ、ね、こんなほ、んまる、私がいなくた、って、動いて行け…るわよね…」
「そうですよ。貴方様はもう、こちらにいなくていいのです。散々お疲れになったでしょう」
フワァっと顔が近づいたと思うと、抱きしめて
耳元で
『貴方様のこと、大好きですから』
と呟いた…
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 2人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
香覇(プロフ) - アニメ大好きっ子さん》本当にごめんなさい。コメント待ってますとか書いてるのにいざ来たらお返事遅れるとか…短刀達ですね、分かりました！ (2018年4月8日 12時) (
レス) id: d5a68085e9 (このIDを非表示/違反報告)
アニメ大好きっ子 - あと忘れてましたけど私、短刀が大好きなんですよ！出してくださいね！！ (2018年2月10日 19時) (レス) id: 09632f91ae (このIDを非表示/違反報告)
アニメ大好きっ子 - この作品面白いです！更新頑張ってください！(*^^*) (2018年2月10日 19時) (レス) id: 09632f91ae (このIDを非表示/違反報告)
香覇(プロフ) - コメント待ってます… (2018年2月9日 18時) (レス) id: d5a68085e9 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：香覇 | 作成日時：2018年2月4日 7時
