現実逃避NG ページ34
どさっと、ずしっと重みが来る。
どこか分からない建物の中にいる…のは分かるけど、どこまでかは分からない。
本丸とかそういうもんじゃない、ビルの中みたいな…
天井が低くてジャンプしたら届くぐらい。
「あ、蛍丸に殺されてからボク、返されたんだ、地上に…」
寂しさも悲しさも悔しさもない。
取り敢えず痛い…心が痛くてたまらない…
心臓の音が鳴り響いてビル(？)の外へと飛び出した。
*･゜ﾟ･*:.｡..｡.:*･
交通が盛んで車がビュンビュンと行き交う。
しばらく見てなかったから不思議な感じだ。
家、家はどこ…ボクの家…
帰れたことはいいことに、行き場がない…
野垂れ死ぬか、殺されて死ぬか。
選択肢が少ない中で選ぶとしたら……
たたたたたたっ…
転んだって周りの人から軽蔑されたって走り続ける。
たたたたたたっ…
「ミミクリー!!!」
ミミクリー
「…来てくれるのですか？貴方様は殺されました。もう一度行っても変わりはないはず」
「いい。それでもボクがまだ約束を果たしてないのは変わりない。それに果たしたいと思う自分も心の中にいるし。
みんなのこと、笑顔にしたいからね」
ミミクリー
「分かりました。こちらへ」
手招きして○レナの中に入れ、ボクにまた閃光弾を投げつけた。
睡眠薬も入ってるなこれ…
やっぱり黄色い、ふさふさした尻尾がボクを包む。気持ちい。
こんのすけ
「コンッ！」
「ただいま、こんのすけ」
こんのすけ
「あ…ああ…A様…おかえりなさいませ。
いなくなってしまったからまた殺られてしまったのかと…」
「ボクをなめないでいただきたい。
殺されたがミミクリーの元に走って行ってまた来たのだ(ドヤ」
こんのすけ
「死んだんじゃないですか」
半目で見られたがすぐに笑いがこみ上げてしまう。
こんのすけは変わらない。相変わらず、かな。
「こんのすけ、蛍丸ってどうしたら心開いてくれる？」
こんのすけ
「帰ってきて即それですか。
蛍丸は基本的にうーん…頭でも撫でとけばいいんじゃないですか？」
「雑。すごく雑」
頭か…ボクが触れただけでも嫌がりそうなのに髪の毛か…そういえば綺麗だったな、髪色。
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香覇(プロフ) - 本当にごめんなさい。気づくのが遅くて返信できませんでした…気づいた今直しました！ありがとうございます、これからもよろしくお願いします。 (2018年7月29日 17時) (
レス) id: d5a68085e9 (このIDを非表示/違反報告)
ももこ - こんばんは ！突然ですが、設定3の後半に叔母が失踪じゃなくて疾走してることになってますよ ！この作品素敵ですね。よく読んでます^ ^ (2018年7月12日 22時) (レス) id: fd5d250e0c (このIDを非表示/違反報告)
香覇(プロフ) - ああ！有難うございます。ずっと気づかないことがあって教えてくれると凄くありがたいです！有難うございます (2018年6月11日 20時) (レス) id: d5a68085e9 (このIDを非表示/違反報告)
八月猫の気紛れ日和(プロフ) - えっと、こんばんはです。｢said｣って視点を書いてましたが正しくは｢side｣ではないでしょうか？ (2018年6月10日 20時) (レス) id: b387da3a56 (このIDを非表示/違反報告)
香覇(プロフ) - 返信遅れて本当にすみません。『ナカノヒトゲノム』知ってました？なんか読んでたらついつい似てしまって本当に申し訳ないです…ごめんなさい、おそらさん… (2018年6月1日 18時) (レス) id: d5a68085e9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：香覇 | 作成日時：2018年5月12日 8時
