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シュルルルルル…
取り敢えず着いたかな？
城内がまだ明るく朝の日差しが差し込んでくる
「それじゃあ取り敢えず宿でも探そうか？休めるように」
今剣「ぼくもうくたくたです…」
あんま歩いてないよね？ね？
「仕方ないなぁ、おぶってあ…………
もらって」
今剣「おぶってくれないんですか？」
キラキラと瞳を輝かせて腕を引っ張る。
今剣「おぶってください！にいさんたちはもうさきにあるいてますし輝夜ねえさんしかいませんし…だめですか？」
「っ、しょうがないなぁ…」
一気に重くなり、足が動かない…
「やっぱ重い…特に下駄…(ボソッ」
ドサッ
ついつい落としてしまった…
「ごめん…大丈夫だった？」
今剣「グス…いたいです…」
大きな瞳から一粒、また一粒とぽろぽろと冷却水と玉鋼の混じった涙が出てきた…
今剣「でも、もっと好きになりました」
今剣が漢字で⁉
ぎゅっ…ちゅっ…
「えっ」
一瞬柔らかくて生暖かくなる…
今剣「さっきはつかれたなんてうそついてごめんなさい。それではみなさんのところにいきましょうよっ！ねえさん！」
は？さっきまでのことわかってた？
私達はダダダダダッっと兄さんのところまで急いで…そう、急いで走り出した。
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作者名：香覇 | 作成日時：2018年4月2日 7時
