五十話 ページ3
萩ちゃんに腕を掴まれた時だった
ドカンッと爆発音がして大きく揺れた
『きゃああああ!』
萩「Aッ!」
叫んだとき棚が倒れる
ギュッと目をつぶるとごわごわしたものに包まれる
目を開けると防護服を着た萩ちゃんが私を抱き締めて落ちてくるものから守ってくれる
揺れが収まるとゆっくりと私を離す
萩「怪我はない!?痛いところは?傷は開いてない?」
萩ちゃんは焦ったように聞いてくる
『あ、大丈夫だよ!傷も開いてないし…それよりも早く非難しないと』
萩ちゃんは他の隊員に無線を繋げる
萩「こちら、萩原。一人避難できていない者を確認、無事です。」
《こちら、〜〜です。人一人もいませんでした。隊員も無傷です》
萩「了解…A、、降りるよ」
あ、松葉づえ持ってこなきゃ…
萩ちゃんは防護服を脱ぐ
萩「背中に乗りなよ」
私の前でかがんでくれる
私たちの中に遠慮なんて文字はないので遠慮なく背中に乗る
『萩ちゃん。おんぶしてくれるのはありがたいんだけどここ何階だと思ってんの?』
萩「25階だね」
『流石に私を背負って25階分降りるのはしんどいんじゃない?』
萩「松葉杖をついて遅くなるぐらいならこっちの方がいいよ」
『あっそ』
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理緒(プロフ) - 黒の組織は候補じゃないんですね。赤井さんでお願いします! (2020年7月31日 12時) (レス) id: 1cb7c9a601 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ふうた | 作成日時:2020年7月13日 18時