六十話 ページ13
研二は私の腕をひいて、壊したコップの代金払ってカフェから出た
研二の表情を見ても何を考えてるのか全く分からなかった
だんだん歩く速度が遅くなり止まりそうなぐらい遅くなった
その時の研二の顔は今にも泣きそうで、壊れそうな雰囲気だった
そんな研二を今度は私が引っ張りベンチに座らせる
そして私は何か飲み物でも買おうと研二をそこに座らせたまま自販機のところに行った
お茶を一本買い、研二のもとに走る
研二はベンチに座ったまま変わらず下を向いたままだった
『…けんじ!とりあえずお茶のみな?』
研二の隣に座ってペットボトルの蓋を開けて渡す
それを受け取って飲んだのを確認して声をかける
『研二は、私に迷惑かけたと思ってる?それともあの子が顔とお金しか見てなかったことに悲しんでるの?』
そう聞いても無言のままうつむいたままだ
『…帰ろっか』
萩「なんっ…で、、」
急に顔を上げて叫んだととおもったらまたうつむく
『…研二が考えてるような理由じゃないよ。家に帰ってゆっくりお話しよう!そんな顔してたら折角のイケメンが台無しだぞ!…折角だから、今日の晩御飯も二人で食べちゃおうか。勿論研二の好きな物』
私は研二の手を引き研二の車を運転して家に帰る
その間、研二はずっと無言だった
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理緒(プロフ) - 黒の組織は候補じゃないんですね。赤井さんでお願いします! (2020年7月31日 12時) (レス) id: 1cb7c9a601 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ふうた | 作成日時:2020年7月13日 18時