1話 ページ2
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『死にたい…』
いつからそう思うようになったんだろう。
今は高校一年生。
記憶では中学二年生のときから
思うようになった気がする。
中学二年のときに、転校した。
転校した学校でいじめに遭った。
『やっ、やめて…』
「うるせぇよっ！」
『い、たいよｯ…』
毎日毎日、暴言、暴力の日々。
そんな中でも頑張って学校に行って、
生きていたのに、
『お、かあさん…？』
大好きなお母さんが事故で死んだ。
『嫌だｯ…嫌だよっ…お母さんｯ…！！』
どれだけ泣いても、願っても
お母さんが帰ってくることはない。
大切な家族を失って、
私は生きるのが辛くなった。
毎日楽しくない。辛いだけ。
『海って綺麗だな…』
私の家の近くには海がある。
だから毎日、ここに来ている。
広い海。広い砂浜。
心が落ち着く。
『海に入ったら、死ねるかな…』
お母さんに逢いたい。
もうこんな世界で生きていたくない。
私は海に手を伸ばした。
『.....』
立ち上がって、海に近づく。
チャポン
海に足が浸かった。
『冷たっ…』
暑い夏でも、海は冷たかった。
もっと奥に、深いところに行こうと
足を一歩踏み出した。
そしたら、
「ねぇ、君何してるの？」
『ぇ…』
後ろから声が聞こえた。
振り向くと、髪が水色で、顔の整った少年が居た。
「海に入って何してるの？」
『えっと…』
「もしかして、死のうとしてるの？」
『えっ…』
いきなりの質問で驚いた。
「図星だった？」
『いやっ…』
「死なないでよ」
『え…？』
「死なないで、お願い」
「僕が助けてあげるから、生きて」
『.....』
急な出来事で言葉が出ない。
言われた言葉も理解ができない。
「僕の名前は、ころん」
「よろしくね」
「君は？」
『わ、私は、A…』
「Aちゃんか、可愛い名前！」
「よろしくね！Aちゃん！」
『よ、よろしくお願いします…』
.
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あめ - ころちゃんがかっこよすぎます✨ (10月25日 12時) (
レス) @page14 id: 80ecbd05fa (このIDを非表示/違反報告)
病み少女(プロフ) - 玲夜_パスフラ(ころジェル推し)さん» えぇ…！！嬉しすぎます😭✨ありがとうございますm(*_ _)m (2023年4月6日 20時) (レス) id: ae16366adb (このIDを非表示/違反報告)
玲夜_パスフラ(ころジェル推し) - あの、、、面白かったです。泣きました(笑)昔から病み少女さんの小説は見ていて一番好きな作者さんでした。これからも応援するのでがんばってください！ (2023年4月6日 11時) (レス) @page14 id: 3b6ff618e2 (このIDを非表示/違反報告)
病み少女(プロフ) - アスさん» めっちゃ嬉しいです✨ありがとうございます！ (2022年11月2日 23時) (レス) id: ae16366adb (このIDを非表示/違反報告)
アス - 私、この作品が一番好きです！凄く感動しました！何回でも見れちゃいます！...ｗ (2022年10月31日 17時) (レス) id: 42fce61e3f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：病み少女 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/1346/
作成日時：2022年7月11日 3時
