苺の王子様は体が弱い Part5 (ページ11)

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ころんside

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さとみ
「ころん、死にたいのになんで泣いてるんだ？」

さとみくんに言われた。

自分の頬を触ってみると

濡れていた。

さとみ
「本当は生きたいんじゃないのか？」

さとみ
「助けて欲しかったんだろ？」

僕は本当に死にたいのに、

なぜか「そんなことない」って自信を持って言えなかった。

さとみくんがゆっくり近づいてくる。

僕は「来ないで」って言えなかった。

ぎゅっ

僕はいつの間にか、

さとみくんの腕の中に居た。

さとみ
「捕まえた。俺の勝ちだな」

ころん
『ｯ…さとｯみくん……』

完全に僕の負け。

流石、さとみくんだな。

莉犬
「ころちゃん！」

るぅと
「ころちゃん！」

ジェル
「ころん！」

ななもり。
「ころちゃん、、」

ころん
『みんなｯ……ごめんなさい……ｸﾞｽｯ』

ななもり。
「、ころちゃん、俺こそごめんね。
　俺、イライラしてて、ころちゃんに当たっちゃった」

ななもり。
「本当にごめん」

なーくんに頭を下げられた。

ころん
『なーくん、顔を上げて。
　遅刻した僕も悪いし、なーくんだって忙しかったんでしょ？』

ななもり。
「、そうだけど、、」

ころん
『僕、怒ってないし
　なーくんのこと、嫌いになってないし、
　みんなのこと大好きだよ、！』

さとみ
「そういえば、なんで遅刻したんだ？」

ころん
『え、、いやー、、えっとー……』

ジェル
「リスカして、貧血になったんちゃう？」

ころん
『え、、なんで知ってんの』

ジェル
「さっき、ちょっと包帯が見えたから」

るぅと
「ちょっと見せてください」

ころん
『あ、、ちょっと、！』

るぅと
「包帯の巻き方雑すぎますよ。
　帰って手当し直しましょ」

さとみ
「とりあえず、帰るか。
　話はそれからだな」

莉犬
「そうだね」

僕達は、ビルから出て

荷物とか置きっぱなしだったから

さとみくんの家に向かった。

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