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「A！・・・A!大丈夫？」
「ラナ…。」
「私…。」
「A過呼吸になっちゃって、
スタッフさんが運んでくれたの。」
「そっか。コトリちゃんに悪いことしちゃったな。」
「コトリも驚いていたけど、心配してたよ。」
「ありがとう。でも、ラナ。私はやっぱり、
怖いよ。克服できてない。時間が解決してくれるかなっておもっていたけど全然ダメみたい。
どうしたらいい？私…。」
「無理に参加させてごめんね。」
「ラナのせいじゃないよ。私のせい。私が成長しないから。」
私の目からは涙が溢れ出して、また、ラナを困らせてしまうんだ。
結局私抜きで撮影は進められることになった。
またみんなで集まり、花火をしているよって
付き添ってくれているスタッフさんが教えてくれた。
私の過去も私が眠っている間にラナが説明したようで、
無理に参加させるようなことは言われなかった。
「Aちゃん、ジェシーくんたちからプレゼントもらったよね？
あれね、指令でねプレゼント渡した女子とツーショットタイムをゲットできる企画だったんだ。
男の子たちの気持ちも私は大事にしたいから
明日もし元気になったら、話をしてあげて？」
正直怖かった。ジェシーくん、樹くん、松村さんからプレゼントをもらったから、
女子メンバーの好きな子が絶対に入っている気がして。
またあんなことになるんじゃないかって。
「みんな本気で恋をしにきてるの。
Aちゃんの気持ちも、Aちゃんのことを想う気持ちもみんな大切な気持ちなんだよ。
私は今日Aちゃんに会ったばかりだけど、
ステキな人と出逢って恋をして、
過去を忘れられるくらい幸せになってほしいの。」
スタッフさんの優しさにまた涙が出てきて、
落ち着く頃には花火は終わってみんな部屋に戻ってきているようだった。
私は、コトリちゃんたちと話をするために、
部屋に戻ることにした。
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Rika - 初めまして。お話が凄く良かったです。続き楽しみにしてます。 (2020年7月29日 14時) (
レス) id: feb3738261 (このIDを非表示/違反報告)
なほちゃん(プロフ) - 凄いおもしろいです。続き待ってますよ(*^▽^)/★*☆♪ (2018年10月28日 12時) (レス) id: 01f3b783a5 (このIDを非表示/違反報告)
まる - この小説すごく面白いと思います！頑張ってください！！ (2018年6月7日 22時) (レス) id: 28d8240592 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ピ | 作成日時：2018年6月3日 13時
