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俺の事も頼って欲しい。
そりゃあ俺は抜けてるとこあるし、あまり頭の回転が速くないことも自覚してる。
今回もセンラの手を借りんと、何も考え無しに壁に突っ込んで、ただただ弾かれるだけの未来は目に見えてる。
空回りするだけやと思うし、センラのお荷物になるかもしれん…なんか自分で言っときながら虚しくなってきた。
でもな。無理して抱え込まんといてくれ。
いくら自分がちゃんとしようとして頑張っても、普段誰かに頼って支え合いながら生きてきた俺達には、一人で抱え込んで生きていくって言うのは絶対に出来ない。
そんな事が出来るメンタルや力なんか、こっちに来る前から無かったやんか。
だから頑張ろう、二人で。
…今までなら、俺達の前にまだ二人いて、俺達の後ろに沢山の支えてくれてる人達がいたけど。
今は違う。本当に二人だけなんだ。
炭治郎達には炭治郎達の目的がある。
この鬼殺隊という集団に入って、生きるか死ぬかの瀬戸際でいつも生きていかなくちゃいけないという事も承知で戦ってるんだ。
だから、炭治郎達には頼れない。
本当はここには来なかったかもしれない。
そんな俺達の事に頭突っ込んでたら、炭治郎達の本来の目的が果たせなくなるだろう。
だから駄目だ。
うらさんとまーしいの事を助けるまで、センラと一緒に協力しなくちゃ駄目なんだ。
俺はやれる事をするから、自分が何とかしなくちゃいかんって考えんといて。
そう思って、センラの事をじっと見つめる。センラはまだ目を見開いて驚いたようにこちらを見ている。
―そして
「…ぷっ、、あっはっははっはは!!」
盛大に、俺の事を指さして笑ってきた。
「…へぇ?」
俺は自分なりにかなり真剣に話をしたのに、何故かセンラに笑われた。
えっ、なにかおかしい事話したっけ俺!?と自分で慌てていると、
「真面目!こういう所はホンマに馬鹿真面目やなぁお前は!あほの坂田って言う名前しとんのに!」
「…なっ!ってこれ褒められとん?どっち!?」
センラはまだ笑っている。
真面目って言われて嫌な気はせんけど、なんで急にそんなことを。
そんなことを考えながら向き合うもんだから、俺はセンラに、疑問に思うような表情を見せていたのだろう。
センラは咳払いをして笑いを抑えて、俺に向かってこんなことを言った。
「…ありがとなぁって言う事よ。まぁお前だけにはあんま言いたくないけどな。今回は特別や。なんかムカつかんかったし」
続きますごめんね
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um(プロフ) - そうですかありがとうございます! (2020年7月27日 22時) (レス) id: 00ce3b9bd5 (このIDを非表示/違反報告)
筆ペン屋さん 極細(プロフ) - umさん» 下のコメントの続きです。あと、私も文章能力があまり良くないので、描写などが上手く書けていない所も全然あります。そこでストーリーを勘違いさせてしまっていたらすみません!上手く言えていなくてすみません。わざわざコメントありがとうございました! (2020年7月27日 22時) (レス) id: d5543b7af3 (このIDを非表示/違反報告)
筆ペン屋さん 極細(プロフ) - 違うアカウントから失礼します!(このアカウントはもう使えなくなってしまったので…中の人は同じです)ここの場合、柱合会議は歌い手様がストーリーに少し影響を与えている為、一部のキャラが協力的だったりしています。続きます。 (2020年7月27日 22時) (レス) id: d5543b7af3 (このIDを非表示/違反報告)
um(プロフ) - コメント失礼します!柱合会議の感じが違うと思うのですが………… (2020年7月27日 21時) (レス) id: 00ce3b9bd5 (このIDを非表示/違反報告)
筆ペン屋さん(プロフ) - 火白.さん» 遅くなってすみません、ちゃんとレス出来ていませんでした。このコメントの下のコメントが返信です。 (2020年4月13日 12時) (レス) id: 51416204c7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:筆ペン屋さん | 作成日時:2020年3月28日 1時