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「それから何も分からないので、志麻を蝶屋敷に招き入れることにしたんです。
最初は何故か物事をすぐに忘れたり、少しぼーっとしてて心配でしたが、今となっては蝶屋敷の皆のお兄ちゃんみたいな存在で…私にとっても頼りになる存在です。
だから、皆にとって大切な存在になったんですよ」
ああ、何となくわかるわぁ。まーしいのコミ力やったら何処でもやっていけそうな気するもん。
俺がそう思っていると、胡蝶さんの表情が少し曇った。
どうしたのだろう。俺はそう思いながら話に耳を傾ける。
「そして、志麻は私達の手伝いがしたいと言って、鬼殺隊に入ることを志したんです。
志麻の実力は並大抵のものでは無いんです。自分の長所、体の使い方。その全てを生かすことが出来るように訓練に取り組んでいました。
それで、最終選別まで行ったんですが、そこで鬼に大怪我を負わされてしまったんです。
なんとか同じ参加者に助けられて戻ってこれたのですが、それによって志麻は鬼に恐怖心を抱くようになりました。
多分ですが、花の呼吸が体にあってなかったんです。もし、他の呼吸だったら…」
そういう事だったのか。だから体つきもしっかりしてて、鬼にも会ったことがあって…
そこから少し沈黙が流れた。胡蝶さんは責任を感じてしまっているのだろうか。
俺はどうしたらいいの分からずにいると隣から「ブン!」と、何かを振り下ろす音が聞こえた。びっくりしてセンラの方をみると、
「ほんまにすみませんでした!!!!」
と、さっきよりも深々と頭を下げていた。
それを見て胡蝶さんは、
「もういいんです、こちらも怒りのままに怒ってすみません」
と言って微笑む。やっぱり綺麗だな、この人。
胡蝶さんは、「気を取り直して」と言って、また喋り始めた。
「それで、鬼殺隊に志麻は一応入ったんですけど、少しでも自分のそばに鬼がいると恐怖を感じてしまうため、隠にもなれませんでした。
だから今は医学の知識を身につけてもらい、ここで治療の手伝いなどをしてもらっています。
しばらくそんなふうにして貰っていたんですが、私個人で、志麻と出会った時に言っていたあの三人の名前のことが気になり始めたんです」
「なるほど」
俺達は返事をしながら落ち着いて話を聞いていく。
「そんな時に、とある知らせを聞いたんです」
このあと胡蝶さんが話す内容までは。
「煉獄さんの継子に、浦田渉さんがいるということを」
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um(プロフ) - そうですかありがとうございます! (2020年7月27日 22時) (レス) id: 00ce3b9bd5 (このIDを非表示/違反報告)
筆ペン屋さん 極細(プロフ) - umさん» 下のコメントの続きです。あと、私も文章能力があまり良くないので、描写などが上手く書けていない所も全然あります。そこでストーリーを勘違いさせてしまっていたらすみません!上手く言えていなくてすみません。わざわざコメントありがとうございました! (2020年7月27日 22時) (レス) id: d5543b7af3 (このIDを非表示/違反報告)
筆ペン屋さん 極細(プロフ) - 違うアカウントから失礼します!(このアカウントはもう使えなくなってしまったので…中の人は同じです)ここの場合、柱合会議は歌い手様がストーリーに少し影響を与えている為、一部のキャラが協力的だったりしています。続きます。 (2020年7月27日 22時) (レス) id: d5543b7af3 (このIDを非表示/違反報告)
um(プロフ) - コメント失礼します!柱合会議の感じが違うと思うのですが………… (2020年7月27日 21時) (レス) id: 00ce3b9bd5 (このIDを非表示/違反報告)
筆ペン屋さん(プロフ) - 火白.さん» 遅くなってすみません、ちゃんとレス出来ていませんでした。このコメントの下のコメントが返信です。 (2020年4月13日 12時) (レス) id: 51416204c7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:筆ペン屋さん | 作成日時:2020年3月28日 1時