快刀乱麻を断て！！弐 【鬼滅の刃】【浦島坂田船】

＊×えっ、ちょっと待って ページ24

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「「…ぶぇぇえええええええぇぇぇっ!!??」」

俺とセンラが大声で叫んだ。きっと俺達二人は凄い顔をしている事だろう。
だってずっと探してきた人達が、蝶屋敷に来ることで全員見つかったんだ。驚くに決まってる。

胡蝶さんは肩をピクリと動かす。そりゃあこんな大声を急に出されて驚かない方が凄い。

そんな胡蝶さんのことを一切気にせずに俺達は口々に喋り出す。


「胡蝶さん、胡蝶さん！その…煉獄なんちゃらって言う人何処にいるんですか!?うらたんほんとにいるんですか!?」

「えっ、えっ、あっ、だからか！だからあの人俺らの味方だったんだ！そういうことか！」

センラは身を乗り出し、俺は勝手に自己解決する。そして胡蝶さんはその光景にビビる。かなりカオスな状態だ。

それはそうと、煉獄さん。俺のことを知ってたから助けてくれたんだ。むっちゃいい人だ。

早く会いたい、うらさんに早く会いたい！


「…ちょっと落ち着いてください。これから説明するので、ちゃんと聞いててください」

俺達がぎゃあぎゃあ言っていると、胡蝶さんが俺達の目の前に手のひらを向けてストップをかけてきた。

俺達は我に帰り、すぐに口を閉じる。
それを見て、胡蝶さんはまた話を始めた。


「ええっと、優くんは分かると思いますが、煉獄さんと言うのは鬼殺隊の 炎柱 の事です。

私はすぐに煉獄さんに事情を話し、浦田さんと志麻を合わせたいと言ったんです。

煉獄さんはこの事を大変良く理解してくれて、合わせたいとも言ってくれたんですが、

当の本人の浦田さんは、記憶も、“記憶を失っていることも忘れている”らしいんです。

それに、少し“性格上”の問題もあるらしく、両方あやふやのままで合わせることは駄目だろう。という事になりました。

そこで、今度は残り二人の事を私達は探し始める事にしたんです。

坂田と鬼灯。その二人には記憶がもしかしたらあって、その二人と会話をすれば、記憶が蘇るんじゃないかって。

しかし志麻の方は無理に思い出させると危ない。だからまず最初に二人には浦田さんの方へ行って欲しいんですよ」


胡蝶さんは今までの事を一気に話した。

俺達は、うらさんが俺達の事を覚えていないと言うことに肩を落とし、そして、胡蝶さんへ質問を始めた。

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