* ページ25
「合わせて下さい!うらたんに!今すぐ!」
こう放ったのはセンラ。これは質問ではないが、記憶を失っていても、とりあえず会いたいのだろう。それは俺も同じだ。
「それは駄目です。第一今は貴方たち怪我してますし、センラさんは悪化させたら大変な事になります。
それに、煉獄さんは無理やり予定を入れかえて会わせようとしていましたが、やっぱり煉獄さんの負担になりますし、浦田さんも忙しいらしいですから、今すぐは無理ですね」
結果は却下。
俺達は少し気を落とす。
うらさんも鬼殺隊に入ってる筈だから仕事は来るか。
会えないんだったら、浦田さんの今の状態を聞かせてもらおう。
「…うらさんも覚えてないんですね。
…えっと、俺質問したいことがあるんですが、性格上の問題ってなんですか、うらさんの身にも何かあったんですか?」
俺はすぐに気持ちを切り替え、胡蝶さんに質問を始めた。もちろん悲しいけど、今は質問だ。
性格上の問題ってなんだろう。うらさんにも何かが起こって、心を閉ざすようなことになってしまったのだろうか。
そう思いながら、胡蝶さんに質問をする。なるべくうらさんが今どうなっているか聞きたい。
「…ごめんなさい、浦田さんのことはかなり有名ならしいんだけど、その時志麻のことで忙しかったからあまり詳しいことは知らないんです。浦田さんの性格とかもよく分からなくて。
ちょっとした事なら教えられるけど、それでもいいなら」
胡蝶さんが申し訳なさそうに返事をする。
少し残念だけど、知らないなら仕方がないし、胡蝶さんはまーしいの事を助けてくれた人だしそのぐらい構わない。
「ちょっとした事で構いません!お願いします!」
俺は胡蝶さんに頭を下げる。そうすると、胡蝶さんは浦田さんの事を喋りだした。
「…ちょっとした事って言っても階級とかそこら辺しか言えませんが、とりあえず話します。
浦田渉さんの使う呼吸は 炎の呼吸 です。煉獄さん直々の指導を受けてその呼吸になりました。
そして浦田さんは一言で言えば鬼殺隊に突然入ってきた“逸材”らしいんです。噂によれば鬼殺隊に入って三ヶ月程で“甲”まで上り詰めたとか何とか」
…胡蝶さんが放った言葉のあと、また俺達の中で沈黙が流れた。俺は少し考えこみ、センラにこんなことを聞いた。
「…階級って、一番上ってなんやったっけ」
センラは苦笑いをして、こう返してくれた。
「…甲……やで」
と。
…うらさん……マジかよ。
61人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「鬼滅の刃」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
um(プロフ) - そうですかありがとうございます! (2020年7月27日 22時) (レス) id: 00ce3b9bd5 (このIDを非表示/違反報告)
筆ペン屋さん 極細(プロフ) - umさん» 下のコメントの続きです。あと、私も文章能力があまり良くないので、描写などが上手く書けていない所も全然あります。そこでストーリーを勘違いさせてしまっていたらすみません!上手く言えていなくてすみません。わざわざコメントありがとうございました! (2020年7月27日 22時) (レス) id: d5543b7af3 (このIDを非表示/違反報告)
筆ペン屋さん 極細(プロフ) - 違うアカウントから失礼します!(このアカウントはもう使えなくなってしまったので…中の人は同じです)ここの場合、柱合会議は歌い手様がストーリーに少し影響を与えている為、一部のキャラが協力的だったりしています。続きます。 (2020年7月27日 22時) (レス) id: d5543b7af3 (このIDを非表示/違反報告)
um(プロフ) - コメント失礼します!柱合会議の感じが違うと思うのですが………… (2020年7月27日 21時) (レス) id: 00ce3b9bd5 (このIDを非表示/違反報告)
筆ペン屋さん(プロフ) - 火白.さん» 遅くなってすみません、ちゃんとレス出来ていませんでした。このコメントの下のコメントが返信です。 (2020年4月13日 12時) (レス) id: 51416204c7 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:筆ペン屋さん | 作成日時:2020年3月28日 1時