＊ ページ20
………
坂田
「っていう風に志麻くん見つけて、その後色々俺らの時代の事サラッと説明したんよ。もちろん事故のことは避けてな」
「なるほどなぁ、それでもまだ思い出してないんか」
あの後、俺が声をかける前にこちらに気づいたセンラがこちらに走ってきて、俺に説明をしてくれた。
どうやらまーしいはまだ記憶がちゃんと無いらしく、何かを忘れている感覚はあるものの、なんだかボケボケしてるらしい。
んで今はセンラと作戦会議中。
俺はまだまーしいに認識されていないらしい。
まーしいが俺のことを見て下手にまーしいの記憶に刺激を与えたらいけないから、とりあえず廊下の、まーしいから見られない所で話していた。
…まあそれは良いんだけどさ。
「無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理…」
「なんでまーしいああなっとん？」
「ナンテコッタイ」
そう、俺が今すっごい聞きたかったことがこれだ。
なんでまーしい食堂の隅っこですみっコぐらししながら、耳塞いでずっと無理無理無理っ！ってつぶやっきょんやろーって。
「…いやーなんでやろーなー!?ほんまセンラよぅわからんわってちょっと待て、その目はなんやその目は！やめい、ちょ、やめい！話すわ！話すから！」
「……」
俺がずっと目を細めてセンラのことを見ていると、観念したのかやっと口を開いた。
「……はぁ、それがな、これから志麻くんとも少しの間蝶屋敷で一緒に生活するやろ、やけんとりあえず坂田のことは伝えないようにして、善逸達のことを伝えたんやけど、“鬼の禰豆子ちゃんの事伝えた途端にうずくまり始めた”んや」
「原因それや！絶対！俺でもわかる！」
まーしいはさっき、鬼がなんちゃらかんちゃらって言ってた。
だからまーしいが“鬼に対して何か恐怖心を抱いている”っていうことなんだろうな。
俺はまた目を細めてセンラを見つめる。
「だって知らんかったんやもん。俺やって気をつけて話っしょったんやで。それに鬼が嫌いって思わんかったし、志麻くんちゃんと体鍛えとって、鬼殺隊入っとると思ったもん。センラは悪くないと思いまーす！」
「でも、それじゃぁどうするのさ、説得してもダメなんでしょ？」
センラの言い訳を聞いて納得はするが、やっぱりそれでどうなる事ではない。
俺達がぎゃあぎゃあと話していると、突然後ろに気配を感じた。
「あらあらここで何をしているんですか？」
胡蝶さんだ。
なんか、声が怒ってる…！
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 61人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「鬼滅の刃」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
um(プロフ) - そうですかありがとうございます！ (2020年7月27日 22時) (
レス) id: 00ce3b9bd5 (このIDを非表示/違反報告)
筆ペン屋さん 極細(プロフ) - umさん» 下のコメントの続きです。あと、私も文章能力があまり良くないので、描写などが上手く書けていない所も全然あります。そこでストーリーを勘違いさせてしまっていたらすみません！上手く言えていなくてすみません。わざわざコメントありがとうございました！ (2020年7月27日 22時) (レス) id: d5543b7af3 (このIDを非表示/違反報告)
筆ペン屋さん 極細(プロフ) - 違うアカウントから失礼します！(このアカウントはもう使えなくなってしまったので…中の人は同じです)ここの場合、柱合会議は歌い手様がストーリーに少し影響を与えている為、一部のキャラが協力的だったりしています。続きます。 (2020年7月27日 22時) (レス) id: d5543b7af3 (このIDを非表示/違反報告)
um(プロフ) - コメント失礼します!柱合会議の感じが違うと思うのですが………… (2020年7月27日 21時) (レス) id: 00ce3b9bd5 (このIDを非表示/違反報告)
筆ペン屋さん(プロフ) - 火白．さん» 遅くなってすみません、ちゃんとレス出来ていませんでした。このコメントの下のコメントが返信です。 (2020年4月13日 12時) (レス) id: 51416204c7 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：筆ペン屋さん | 作成日時：2020年3月28日 1時
