* ページ21
……
「…という訳です」
「…何か言うことはありますか?」
「「ごめんなさい」」
あれから胡蝶さんにこの事が見つかってすぐに俺達は連行された。今は別室でこっぴどく怒られている最中だ。
俺達はここまでの事、まーしいを泣かせてしまった経緯等などを全て吐き出すように話した。胡蝶さんと目線は合わない。むしろ合うのが怖い。
俺達がごめんなさいと、とりあえず謝ったあと、胡蝶さんは少し軽めのため息を着いた。そして俺達に向けて
「今から大事な話をするので、ちゃんと目を合わせてくれませんか?」
と、真剣な顔つきになり、俺達の方にまっすぐ向き合った。
俺達は恐る恐る胡蝶さんと向き合う。
胡蝶さんは本当に美人で整った顔をしている。逆にちょっと怖い。
「……ええっと、貴方達の話をまとめると、令和時代と言う、今よりも技術が発展した未来から貴方達はやってきたと。
そこで途方に暮れていた貴方達は、何とかこの時代の人の力を借りながら、それぞれに記憶を思い出し、鬼殺隊に入ることを志してここまでやってきたということですね」
胡蝶さんはまず今の状況の確認から始めた。なんだか眉を寄せて子難しそうに話しているもんだから、多分完全には信じてくれてないのかな。それが普通だ。
「……実の所を言うと、かなり信じ難いです。でも、センラくんと志麻が出会った時の反応の仕方がちょっと今までにない感じなので、もしかしたらと思わせてもらっています。
多少の繋がりはありそうなので、今はそれなりに信じておきましょう。
それに“嫌でも信じておかなければいけませんから”」
半信半疑ってとこか、まあ信じてくれるとこがあるだけありがたい。でも嫌でもって所が引っかかるな。
「ありがとうございます!」
俺は胡蝶さんに向けてお礼を言った。すると胡蝶さんが、
「まず最初にお伺いしたいことがあります。
志麻の名前は 神咲(カンザキ) 志麻で本当に合っていますか?」
とたずねて来た。
すぐにセンラが
「合ってますよ。何故名前の確認を?」
と返事をする。
ん?というか今思ったんだけど、まーしいの名前や、俺達の名前は一体どうやって掴んだんだろう?
俺は近くに事故が起きた時に持っていた手袋が、何故か一緒にあったからわかったんだけどな。
すると、胡蝶さんはさらに真面目な顔つきになり、俺達のことをじっと見つめた。
「これから全て話します。
私も聞きたいことは沢山あるので、全て正確に答えて下さい。」
と言いながら。
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um(プロフ) - そうですかありがとうございます! (2020年7月27日 22時) (レス) id: 00ce3b9bd5 (このIDを非表示/違反報告)
筆ペン屋さん 極細(プロフ) - umさん» 下のコメントの続きです。あと、私も文章能力があまり良くないので、描写などが上手く書けていない所も全然あります。そこでストーリーを勘違いさせてしまっていたらすみません!上手く言えていなくてすみません。わざわざコメントありがとうございました! (2020年7月27日 22時) (レス) id: d5543b7af3 (このIDを非表示/違反報告)
筆ペン屋さん 極細(プロフ) - 違うアカウントから失礼します!(このアカウントはもう使えなくなってしまったので…中の人は同じです)ここの場合、柱合会議は歌い手様がストーリーに少し影響を与えている為、一部のキャラが協力的だったりしています。続きます。 (2020年7月27日 22時) (レス) id: d5543b7af3 (このIDを非表示/違反報告)
um(プロフ) - コメント失礼します!柱合会議の感じが違うと思うのですが………… (2020年7月27日 21時) (レス) id: 00ce3b9bd5 (このIDを非表示/違反報告)
筆ペン屋さん(プロフ) - 火白.さん» 遅くなってすみません、ちゃんとレス出来ていませんでした。このコメントの下のコメントが返信です。 (2020年4月13日 12時) (レス) id: 51416204c7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:筆ペン屋さん | 作成日時:2020年3月28日 1時