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あれから数日後…俺は今、何をしていると思う?
「ほら、あと腹筋百回!訛った身体を鍛え直していくぞ坂田!」
「ひえぇ…!いくらなんでもこれはキツすぎない…!?」
まーしいにひたすらしばかれていました。
こうなったのは、あの勝負の後のこと…
.
そう。俺が負けて悔しくなって、やる気が出てきた頃の事だった。
「…ふーっ……久しぶりに誰かと勝負したな…。いきなりすまんな坂田。それじゃ、約束通りお前の欠点を教えてやる!」
あの後少し縁側で休憩をとって、疲れを癒していたところ、まーしいがそう言ってきた。
そういえばそうだった。あれだけまーしい強いんだもん。アドバイス貰っとこ。
ってあ…アドバイスって言ったら…!
「そうだまーしい!さっきお前アドバイスって口に出したやろ!それここの時代の言葉じゃない!」
俺が思い出したのかのようにまーしいに問いかける。
そうすると、まーしいは困惑して、えっ?とで
も言っているような表情を浮かべた。
「……えっ、そうなんですか…?」
……あぁ、また違った。
「…ごめん!多分俺の勘違いやわ!まーしいが使えるわけないもん!それから敬語になっとるよー」
「…えっ、ああごめん!」
そう言って、はぐらかす。
俺は少し心の中でため息を着いた。
多分、俺たちのさっきまでの会話は、本当にいつも通りで、誰かに見られても仲のいい友達同士での会話なんだな。で終わるはずだ。
さっきまでの会話は、俺達の時代では本当に普通で、当たり前。
でも、この時代ではとても貴重なものだった。
今、まーしいの記憶を保管する脳は、とっても傷つきやすい状態。
なんでかと言えば、センラが記憶を刺激してしまったから。
あの時、俺達に出会ってからまーしいの様子が変になったと蝶屋敷のみんなに言われた。
時々変な事を言い出したり、口調が変わったり、よく分からない言葉を使ったり、よく歌を歌うようになったり…と。
これは多分、センラがまーしいの記憶を刺激して、俺らとの記憶がまーしいの自覚がない所で蘇ってきているのだろう。
今まで喋ってきた口調だって、俺達が教えた訳じゃないし、時々ポロッと、俺達の事を言い出したりする。
このまま思い出してくれるかもしれない。
その光景を見た時、俺達は思わずそう考えてしまった。
でも、そんな簡単なもんじゃない。
そもそもまーしいにはまだ自覚がない。なんだか何故か喋ってた。ということがザラだ。
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um(プロフ) - そうですかありがとうございます! (2020年7月27日 22時) (レス) id: 00ce3b9bd5 (このIDを非表示/違反報告)
筆ペン屋さん 極細(プロフ) - umさん» 下のコメントの続きです。あと、私も文章能力があまり良くないので、描写などが上手く書けていない所も全然あります。そこでストーリーを勘違いさせてしまっていたらすみません!上手く言えていなくてすみません。わざわざコメントありがとうございました! (2020年7月27日 22時) (レス) id: d5543b7af3 (このIDを非表示/違反報告)
筆ペン屋さん 極細(プロフ) - 違うアカウントから失礼します!(このアカウントはもう使えなくなってしまったので…中の人は同じです)ここの場合、柱合会議は歌い手様がストーリーに少し影響を与えている為、一部のキャラが協力的だったりしています。続きます。 (2020年7月27日 22時) (レス) id: d5543b7af3 (このIDを非表示/違反報告)
um(プロフ) - コメント失礼します!柱合会議の感じが違うと思うのですが………… (2020年7月27日 21時) (レス) id: 00ce3b9bd5 (このIDを非表示/違反報告)
筆ペン屋さん(プロフ) - 火白.さん» 遅くなってすみません、ちゃんとレス出来ていませんでした。このコメントの下のコメントが返信です。 (2020年4月13日 12時) (レス) id: 51416204c7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:筆ペン屋さん | 作成日時:2020年3月28日 1時