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「まあ、では貴女がイルミの言っていたAさん?」


Aはそう言われると、スっと前に出てお辞儀をした。


「初めまして、ゾルディック夫人。ご挨拶が遅れてしまい申し訳ございません。

イルミさんの友人のAと言います。 この度は急な事ではございましたが、お屋敷に暫くお世話になることのお許し、誠にありがとうございます」

「まあ、ご丁寧にどうも。私はイルミとキルアの母、キキョウと言います。これからはそう呼んでくださいな。

イルミが初めて女の子を泊まらせて欲しいなんて言うものだから、主人とどんな子が気になっていたのよ。

ごめんなさいね、多分貴女が到着してた頃は家の者みんな出てたから、挨拶も出来やしないで」


キキョウはほほほと上品な笑いを零すと、Aに近づき手を取った。


「よかったらお茶は如何?
こんなに夜も更けてしまったけど、お時間宜しいかしら」

「はい、喜んで」


キルアはすげーとAを心で褒めた。同時に怖くなった。


ーーーーーーーー


「そうなの!意外とあの辺は変わらないものなのね!」


同じ流星街出身、話も合えばキキョウの好きな茶菓子や茶葉にもAは知っていて、何よりも美しく品のあるAにキキョウは好感度上々を隠せなかった。


「イルミももう少し早くAちゃんを紹介してくれれば良かったのに。こんなに楽しい夜は無かったわ」

「私もキキョウさんと趣味の合うお話が出来てとても楽しいです。普段一人ですし、何より仕事上男性ばかりとの会話になってしまって、女性とお話する機会が減ってしまって」

「まぁ!私もよ!

うちってば男家系でしょう?女の子となんか喋れないから、嬉しくて嬉しくて」

「いた、何してるの」


2人の前にイルミが現れた。その後ろに別の男もいた。


「あら、二人一緒に帰ったのね。おかえりなさい。

あなた、こちらイルミが言っていたAちゃん。


Aちゃん、こちらイルミの父のシルバよ」


Aはシルバに向かって挨拶をした。シルバは前に出ると手を差し出した。


Aは以前、クロロに聞いていたシルバについて思い出した。キキョウとのお茶に付き合っていたのも、実際のシルバにお目にかかってみたいという好奇心からであった。

差し出された手に自分の手を合わせると、シルバは怪訝そうな顔をした。




「君は…何か身体で飼っているのか」

「え…」

Aは初めて、イルミの前で顔を歪ませた。

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カノン(プロフ) - もう更新はされないのでしょうか?楽しみにしてます…! (8月28日 23時) (レス) @page30 id: cb9945ccdc (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - みるきさん» コメントありがとうございます!好きすぎになって頂けて嬉しいです!頑張りますので、どうぞご期待ください! (2022年11月20日 0時) (レス) id: 9293aae5a3 (このIDを非表示/違反報告)
みるき(プロフ) - ……好きすぎます!!!更新頑張ってください!! (2022年11月19日 23時) (レス) @page7 id: 98c132f21e (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - mさん» コメントありがとうございます。そして応援ありがとうございます!感動したというお言葉を頂いただけで泣きそうになっちゃいました。こちらこそ、作品を読んで頂きありがとうございます。これからも応援よろしくお願い致します! (2022年11月19日 22時) (レス) id: 9293aae5a3 (このIDを非表示/違反報告)
m(プロフ) - すみません。勢いのあまりに少し誤字をしてしまいました。気にしないでいただけると嬉しいです💦🙇‍♂️ (2022年11月19日 20時) (レス) id: 0d9b393e0f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2022年11月13日 1時

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