真選組の美少女は溺愛されているようで。 ２

47日目 ページ12

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突然だが、今の心の状況を一言で言うと


「…臭い」

沖田「黙れ」
「何故」


あの後、冗談かと思っていたのだが本当に近藤さんが吐いたらしく、機内は近藤さんのゲロの臭いになっている。

それに、山崎くんが「やべっ…」とか言って吐き出すわ、土方さんは臭すぎて気絶するわ、散々だ。


そして私も、その一部の類に入る。



「も、無理…」

沖田「諦めんな熱海まで我慢しろィ」

「やだ、無理…吐いていい？」

沖田「吐いた瞬間お前を落とす」

「そんなぁ…」


吐くのを我慢しろと言うのかこの男は。クソと言うにも程がある。

そこで沖田が何か思い付いたように、「お、」と声を上げた。


沖田「そんなに吐きたきゃ窓の外に吐けばいいんじゃ」

「うっぷ…それは環境に問題が発生する」

沖田「それか土方の顔面」

「あんなイケメンの顔にゲロなんか吐けるわけないでしょ…
総悟、私はお前のズボンの中に吐くと決意している。」

沖田「ふざけてんだろィ殺すぞ」

「うぐ、出る…」



その後、私が本当に総悟のズボンの中に吐いたか吐いてないかというのは、考えなくても予想出来るだろう。


沖田「コロス…」




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