【刀剣乱舞】トクベツがほしい!!【陸奥守吉行】 (ページ5)

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秋の昼⑤ ページ5

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ゴト、と審神者がテーブルの上に置いたのは
トマトケチャップご飯にふわふわでトロッとした玉子の乗っかったオムライス。

ひっくり返す際、少しだけ玉子が崩れてしまったのは…
まぁ、ご愛嬌。味が良ければ良し。

オムライスを前にして身を乗り出す陸奥守に対し、
審神者は向かい合わせに座る。

「ふーむ。やっぱし、燭台切の作りゆうオムライスともまた違うもんじゃ」

「どうせ私はあんな風に綺麗に玉子焼けないですう」

「まははっ。わしは褒めちゅうがぜよ～、お嬢さん」

審神者はおもむろに、冷蔵庫から取り出してきたケチャップを手にすると陸奥守の方のオムライスを少しだけ自分に寄せる。
陸奥守は突然の主の行動に首を傾げた。

「主、なにしゆうが？」

「…はな…、まるっ……と！どうだ！」

「おー、綺麗にかけちゅうね」

「ふふ、でしょ？」

審神者が陸奥守のオムライスにケチャップで描いたのは大きな花丸。
オマケでちょうちょも付け足して描いてみた。

「わしもおまさんのに描きたい」

「え！何描いてくれる？」

「りくえすとはあるがか？」

「ん〜」

審神者は唸る。うーん。
何か描いてもらいたいもの…。

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