【d!】召喚されたら聖女だったのでぶっ壊したいと思います2 (ページ9)

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目が覚めると辺り一面が白だった。でも今回は疑問ではなかった。私も会いたかったから

「無理したわねぇ…。でもシルフを助けてくれてありがとう」

『私、頑張ったよ。

＂お母さん＂』

「ええ、ちゃんと見てたわ。魔法も使えてよかった」

『もう、会えないのは分かってる。だから……最後に名前を言って欲しいな』

「 A、愛しの娘よ。これからも光を貴女に」

『 ……はい。初代聖女様』

「気付いてたのね……。さて、本当にお別れの時間よ。強く生きるのよ」

私はその言葉を聞いて、また目を開ける。
身体が重いが頑張って起き上がった。周りを見渡すとどうやら医務室で我々国に着いていたらしい

ペ神がカーテンを開けて入って来た。私と目が合うと手に持っているカルテを落として近寄ってきた

『！』

sn「 Aちゃんの馬鹿ｯ！！何で1ヶ月も寝てるねん！急いで運ばれてきたと思って見たら死にそうな顔しとるし……こっちの身も考えてやｯ」

私の肩にペ神の涙が落ちる。私は慰めるように背中をとんとんすると恥ずかしそうに笑った

『 1ヶ月も寝てたんだね。ていうかみんなは？』

sn「今は会議中かな。それがどうしたの？」

『ふーん、私のインカムは？』

sn「インカムと杖はグルッペンが持ってるよ」

私は今すごく悪い顔をしているだろう。ふっふっふ
ドッキリしちゃお←

私はペ神の腕を掴んで転移した

『《転移(ワープ)》』

飛んだのは総統室前、私はノックをせずに入ると全員からの視線が来る

一番最初に反応したのはゾム

zm「 A、、、なんか…？」

私はゾムに微笑んでグルッペンさんに近付く。そして跪いた

『只今戻りました。総統閣下』

gr「嗚呼、ご苦労。おかえりだゾ！A！」

グルッペンさんが私の名を呼んだ途端、全員が飛びついてきた。泣く者も居れば嬉しがっている者もいた

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