シャイな彼【赤】 (ページ4)

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ゆきと話しながら歩いていると前方から小瀧くんと藤井くんと重岡くん。

小瀧くんと藤井くんからの謎の質問攻め。

勢いがすごい。

すると、重岡くんと目が合ってまたすぐ逸らされると思ったけど珍しく合ったまま。

軽く手を振るとびっくりした表情になりそのまま手を振り返された。

嫌われたわけじゃない？

「えー！今しげに手振った！？」

「え？」

「しげと話したことあるん？」

「たぶんないかも…」

「しげチキンやからな」

「ほんまお前らしばくぞ？」

小瀧くんと藤井くんは重岡くんに連れられて去っていった。

ノリいいしモテる理由もわかる気がする。

「重岡くん別にAのこと嫌いなわけじゃなかったみたいやな」

「そうやね。なんかほっとしたかも」

「そんな話したことない人のこと嫌いにならへんやろ。」

「それもそうだよね」

今考えるとあんなに悩んだのがバカバカしくなる。

ゆきは心配性というがあんま信じてなかったけど心配性みたいだ。