魔法を信じて (ページ20)

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帰り道ページ20

「…ありがとう！魔法かけてくれて！」
私がそう言うと
「…ねェ子猫ちゃん。ホントは魔法嫌いでショ」

「…えっ？」
なんでバレたの…？顔に出てた？
「うン。顔に出てたヨ」

「えっ…また声に……その本当に悪気はないの…ごめんね…」
いやな気持ちにさせちゃったかな、
「うンン謝らなくていいヨ。人には苦手なものや嫌いなものは一つや二つあるンだかラ。」

「……ほんとにごめんね…逆先くんの言ったように魔法は、、嫌いだよ」
私がそう言うと逆先くんは少し悲しそうな、昔を懐かしむかのような顔をしていた
「…やっぱり"昔"かラ変わらないネ…Aちゃんは、」
逆先くんが小声で何か言っていた、

「よシ、そろそろ帰ろウ」
「夜の道を女の子1人で帰らせるノは危ないかラ、ボクが送っていくネ」

「じゃあ遠慮なく」

＿帰り道
「わあもうすっかり暗いね」
周りはもう真っ暗だった、綺麗な星が出てる
「うンそうだネ」
それから沈黙が少しあった、その沈黙を無くすために
私は逆先くんに話しかけた

「ねぇ逆先くん。さっきレッスン室で"ある女の子"の話…聞いてきたよね」
「私ねその子と話たことあるよ」

「…そっカ。」
…さっきから悲しそうな顔ばっかするな、
「少しだけそノ子の話……聞かセてくれル？」
「うんいいよ。」

私は"夏目ちゃん"の話をした