No.38*龍神邪炎 ページ48
『_______で、アイツらって?』
「ッ!!」
鷗外さんの目は、いつにもなく真剣で
でも、俺の中にいる私が
話していいのかと問いかけてきた
《ねぇ、本当に話していいの?》
……………そ、れは、
《私達のせいで彼らが巻き込まれるのよ?》
………分かってるよ でも、
《…………聞いてきた、ということは彼らにも関係がある?》
そう、じゃない………?
《もしかしたら貴方を心配してるだけかもよ?》
!!
《貴方は、また大切な人を失いたいわけ?》
違ッ、俺はッ
《_______ねェ、話しちゃダメよ?
何たって、私と貴方は、》
幸せになってはイケナイ子だもの
「う、あ……ぃや、」
「首領、葵さんの精神状態がッ!」
「分かっているよ!!」
いつの間にか、俺は何をやっているのか分からなくなって、
鋭い首の刺激と共に意識を失った ───
*
気づくと、俺は海に立っていた
「……って、は?」
何で、俺は海に立てているんだ?
どうして、こんなところに?
色んな疑問が溢れ出てくるものの、その問いに対する答えは出てくることはなく、時間だけが過ぎていく
すると、急に世界が変わった
「なっ……!ここはッ!!?」
『華恋!それに葵も……!どうして!!』
『悪いな、_____ もう、これが最善の策なんだ』
『………ッ!そんな!!』
『ごめん!皆……!!』
う、ぁ、あの時の……
『ねぇ、葵。これで良かったのかな…?』
『さぁな。そんなこと、誰にもわかりゃしねぇよ』
な、んで………
《ねぇ、俺。私達は間違って_____》
「違うッ!!!!!」
「きゃぁっ!?」
バッと目が覚めて、急に叫んでしまったことを後悔しながらも、聞きなれた声のした方を向く
すると、そこには、予想通り華恋が居た
「華恋……!って、あれ、なんで、」
何がどうなっているのかイマイチ理解出来ず、華恋に聞こうとしたが、勢いよく扉が開く
「華恋!今葵の声が聞こえた気が……って、葵!!」
「葵お姉ちゃん、目が覚めたの……?!」
またもや聞きなれた声が聞こえて驚くものの、次の瞬間、「葵/さん!」と言う声とともに、二人分の重しが乗りかかった
「葵!!心配したんだよ……!!」
「もう!どれだけ待たせる気でしたの!?」
「あ、ご、ごめん」
どうやら、ここは武装探偵社らしい
だが、どうして俺がここに居るのかは色々聞かねばならないようだ
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龍神邪炎@田中くんになって太田が欲しい(プロフ) - 朝霧 おちあさん» 分かりました!そうなるかは分かりませんがオチを作ることになったらまたアンケートする“かも”なのでその時もよろしくお願いします!華恋のオチは無いという方向ですか? (2017年11月19日 22時) (レス) id: 8839339b34 (このIDを非表示/違反報告)
朝霧 おちあ(プロフ) - 葵さんは、中也さんオチでお願いします!!ポッキーゲーム、凄く良かったし面白かったです!! (2017年11月19日 21時) (携帯から) (レス) id: 5d9e9332dc (このIDを非表示/違反報告)
桃色レイカン(プロフ) - はい!頑張って下さい!! (2017年7月8日 22時) (レス) id: de0562a59f (このIDを非表示/違反報告)
龍神邪炎(プロフ) - 桃色レイカンさん» 分かりました!!では、番外編ということで、葵との絡みを書かせてもらいます!! (2017年7月8日 19時) (レス) id: 8839339b34 (このIDを非表示/違反報告)
桃色レイカン(プロフ) - 葵で、お願いしますっ!!この作品の押しキャラ葵なので、がんばってください!!あっ!!華恋も大好きですッ!!あの可愛い天然さが!!! (2017年7月8日 13時) (レス) id: de0562a59f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:龍神邪炎&チョコレート x他1人 | 作者ホームページ:なし
作成日時:2017年6月3日 14時