零頁─眼帯少女ト初詣─ ページ27
皆さん、明けましておめでとうございます。
昨年は大した怪我も無く、五体満足で仕事に励むことが出来ました。
最も印象強かった出来事は、矢張り花屋から武装探偵社への転職ですね。
落ち着いた生活からハラハラと落ち着かない生活に逆戻りですから。
そんな私は今、職場の先輩方と一緒に初詣に来ています。
年末年始の休みが無い武装探偵社では恒例らしく、道路の端に積もっている雪を冷たい目で見つめました。
どちらかと云うと、冬より夏の方が好きなので。
*
神社に着くと朝早いにも関わらず大勢の人。
賽銭箱の前には見事に長い行列が出来上がっていた。
『...真逆、これに並ぶのですか?』
「当たり前だ。何の為に来たと思っている」
国木田さんの即答に何も云い返せず、大人しく列の最後尾に並ぶ。
隣では何処から買ってきたのか太宰さんが何か暖かい飲み物を飲んでいた。
私は気になり中身を覗こうとするが、悲しいことに身長の関係で中が見えない。
『太宰さん。それ何を飲んでいるのですか?』
「ん?これかい?これは甘酒といってね。アルコールを含んでいないからAも飲めるよ」
『いや、私お酒飲めるので。昔一緒に飲んでいたじゃないですか』
少し笑みを浮かべてそう返すと、太宰さんは「そうだね。Aは異能を理由にして未成年なのに飲酒してたよね」と笑えなくさせることをさらっと云いのけた。
「...おい、A。今、太宰が云ったことは本当か?」
『さて、どうなのですかね?あ、前空いてますよ』
真面目に答えると面倒なことになると学んでいた私は鬼の形相で問う国木田さんを軽く流す。
その様子を見ていた敦君は顔を引きつらせていた。
697人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
煉華☆(プロフ) - 書いたつもりだったのですが(;・∀・)中也さんはもう少し夢主と絡ませる予定です!コメントありがとうございました! (2017年2月13日 10時) (レス) id: b70d4562c3 (このIDを非表示/違反報告)
煉華☆(プロフ) - 名無しさん» こんにちは(*^^*)やっぱり分かりにくかったですかね?何故かシリーズ化しないんですよ...。説明欄から行けるようにURLを貼っているのですが、また今度見えやすいようにしておきますm(_ _)m お、気づいてもらえましたか!自分では気づくか気づかないかくらいの色で (2017年2月13日 10時) (レス) id: b70d4562c3 (このIDを非表示/違反報告)
名無し - こんにちは。part1が分かりづらくちょっと大変でしたが、最初から最後まで読ませてもらいました(^ー^)最新話の夢主の「…馬鹿」がもう可愛すぎ!これからも頑張ってください! (2017年2月11日 15時) (レス) id: 23590d66be (このIDを非表示/違反報告)
鈴燈輝葵(プロフ) - 煉華☆さん» 双黒大好きなので楽しみです♪ (2017年1月9日 2時) (レス) id: 2f068cebfc (このIDを非表示/違反報告)
ふぅり(プロフ) - あ、ほんとだ、すみません、!!!フォローさせていただきます!(`・ω・´)ゝ (2017年1月8日 15時) (レス) id: d25cb7c6f8 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:煉華 | 作成日時:2016年12月7日 19時