着物は知っている

7.電話 ページ7

〜帰宅後〜

彩「ただいま〜」

マ「あら、彩おかえりなさい
ご飯出来てるわよ」

彩「うん、明後日から小塚君たちと
京都行ってくるね」

マ「お婆ちゃんの旅館？」

彩「うん！行ってもいい？」

マ「勿論よ、彩最近頑張ってるからね
後、小塚君たちなら安心ね」

………今までも頑張ってるんだけど

あっ！旅館っていうのはね

お婆ちゃんは日本舞踊の先生だけど

お爺ちゃんは旅館を経営してるんだよ

お婆ちゃんは女将さんでもあるかな？

奈「お姉ちゃん！お婆ちゃん家に行くの？
奈子も行きたい！！」

あちゃー奈子、一度言ったら

諦めが悪くて

彩「ごめんね奈子、今回はお友達と
行くんだ。八ツ橋買ってくるから
今回は……………ね！」

奈「八ツ橋！うん！じゃあ待ってるから
約束ね！」

ふふっ奈子八ツ橋がおやつの中で

一番好きだからすぐつられる

彩「うん、約束ね」

マ「じゃあ、お爺ちゃんに電話しなきゃね
彩が行くって言ったら喜ぶわよ」

彩「そうかな？」

マ「そうよ、お爺ちゃんもお婆ちゃん
彩の事が大好きだから
あっ！お爺ちゃんの旅館って
最近、人気で予約取れないんじゃ
ないかしら？」

そういえば最近、旅館とかが人気なんだよね

その中でもお爺ちゃんの旅館は

お客さんのイメージにぴったり

らしくて予約殺到中

うーん？じゃあお婆ちゃん家に泊めてもらおうかな？

空いてる部屋が沢山あったはずだったから

マ「じゃあ、電話かけましょうか」

彩「うん！」

お婆ちゃんの番号はもう、暗記してる

いつも会いたくて仕方がないからね

Pｒｒｒｒｒｒｒｒｒｒｒ

婆((はい、中岡です

お婆ちゃんはお母さんのお母さんだから

苗字は中岡なんだよ

彩「お婆ちゃん！彩だよ！」

婆((あら！彩？久しぶりね〜
今日はどうしたの？

彩「えっと、えっとね

婆((ほほほっ彩、ゆっくりとお喋りなさい

彩「うん！明後日からお婆ちゃん家に
行きたい！」

婆((明後日？いいわよ彩が来てくれるなんて
お婆ちゃん、凄く嬉しいわ！

彩「私も嬉しい！」

婆((じゃあ、お婆ちゃん
楽しみにしてるからね。彩お母さんに
変わってちょうだい

彩「うん！」

母「変わりました、あら
大丈夫ですよ。彩ももう中学生ですから

きっとお婆ちゃんは彩は一人で

大丈夫なのかとかママに聞いてるんだろうな

さっ準備しよっと

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