告白7 ページ7
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「いいさ、話してあげるよ。」
そう言った与謝野女医の表情はどこか悲しげで、とても儚い雰囲気だった。
そして、与謝野女医が話始めようとした時に、先ほど病院に連絡をした国木田くんが入ってきた。
「女医、救急車が到着しました。」
「あぁ、すまないね。」
それと同時に救急隊員の人が彼女をストレッチャーに乗せて病院に運んで行った。
「……で、話してくれますよね?」
「わかっているさ。」
そして一息ついた後、ゆっくりと女医が話し始めた。
「彼奴は、Aは、
.
生まれつき重い病気を患っていたんだよ。」
「重い病気……?」
“ 重い病気 ”
そう聞いた途端、嫌な予感がした。
もうこれっきり、彼女と会えないような、そんな気が。
「重い病気、とは?」
「さァねェ。詳しくは妾も知らないよ。」
“ 知らない ”
そう言われ、私の中にあった不安が爆発寸前だった。
“ もし彼女が死んでしまったら ”
と考えると、いてもたってもいられなくて急いで病院に向かうことにした。
「……彼女のいる病院に行ってきます。」
「あァ。
__彼奴が死んでいなけりゃいいんだけどね。」
そういった与謝野女医の言葉なんて、私の耳には聞こえていなかった。
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神夜 蒼(プロフ) - eyeさん» 可愛く書けていたようで安心しました( 笑 ) コメントありがとうございます^^* (2018年1月9日 17時) (レス) id: b87a79904c (このIDを非表示/違反報告)
eye(プロフ) - 太宰さん可愛くてにやけちゃいます(。-∀-) (2018年1月8日 18時) (レス) id: 4cc54018e6 (このIDを非表示/違反報告)
神夜 蒼(プロフ) - 双黒の酸素になりたいさん» ありがとうございます!! 太宰さんちょっとツンデレみたいになっちゃってるんですよね……( 笑 ) 応援ありがとうございます!! 更新頑張ります^^* (2018年1月7日 16時) (レス) id: b87a79904c (このIDを非表示/違反報告)
双黒の酸素になりたい - すごく面白いです!太宰さん萌えます…笑頑張ってください! (2018年1月7日 15時) (レス) id: e063ec447c (このIDを非表示/違反報告)
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